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(回答先: 凍結預金を任意で国債に転換、アルゼンチンが新方針〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 02 日 13:58:43)
06/02 06:13 段階的に引き出し凍結解除 3―10年債支給を申し 外経03
【ブエノスアイレス1日共同】アルゼンチンのラバニャ経済財政
相は一日の記者会見で、銀行の定期預金流出を防ぐために施行して
いた引き出し凍結措置を段階的に解除すると発表した。AP通信が
伝えた。
政府方針によると、引き出し凍結で困窮する預金者を救済するた
め、政府は預金者に対し、定期預金の額面に相当する(1)三年満
期のドル建て債(七十五歳以上に適用)(2)五年満期のペソ建て
債(3)十年満期のドル建て債―のいずれかを供与すると申し出る
。
政府は、預金者が定期預金を現金化する手だてを得ることにより
、消費が上向いて経済活性化につながる一方、銀行への取り付け騒
ぎも沈静化すると期待。国際通貨基金(IMF)からの支援取り付
けにも好影響を与えるとみている。
政府方針については、債権の満期に伴い預金を現金化できるのが
三年以上先になるため専門家から批判も出ているが、ラバニャ経済
財政相はこれ以外に引き出し凍結措置を解除する方策はないと強調
した。
経済財政相によると、定期預金を事実上、債権で肩代わりする政
府方針に同意するかどうかは任意の判断に委ねられ、預金者は三十
日以内に債権供与に応じるかどうか決断する。
預金の引き出し凍結解除は、アルゼンチンがIMFの融資を取り
付けるための必要条件。ドゥアルデ大統領は一日、今回の方針決定
で、IMFから「数週間以内に」緊急援助再開の同意を得られる方
向にあるとの見解を示した。
(了) 020602 0613
[2002-06-02-06:13]