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【ブエノスアイレス2日共同】
アルゼンチンのラバニャ経済財政相は1日、昨年12月から実施している銀行預金凍結措置の解除策として、定期、普通、当座預金計約630億ペソ分を預金者の希望に応じ、3―10年満期の国債に転換すると発表した。3日にも官報に告示、預金者の申し込みを30日間受け付ける。
預金凍結で高まっている国民の不満を和らげ、社会の安定を図るのが狙い。国債は満期を待たずに、新築住宅や新車などの購入手段としても使えるため、新たな消費や投資を促す景気対策の側面もある。
政府は今回の決定で、国際金融支援の再開に向けた国際通貨基金(IMF)の要求をほぼ満たしたと判断。今月末までにIMFと支援再開で合意し、サムライ債など公的債務の返済計画の再交渉も始めたいとしており、IMFや米財務省の対応が注目される。