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■カード破綻者急増 〔コリアニメ〕
うちの近所で、女性５人連続殺人などというオトロシイ事件が起きた。
犯人は、カードでこさえた借金が払えず、タクシーを偽って乗せた女性を 次々殺害。で、こさえた金額が70万円弱ってんだから、たまらん。
実は、韓国では、カードの信用不安者が急増している。それでもカード会社はボンボンカード を発行してくれる。先月には、大手のカード会社（LG、サムソン、外換銀行とか）が、あまりに安 易にカードを発給しすぎるということで、新規の発給を停止させられるという事態にまでなってい る。
新聞でも、カードの信用不安者が急増しているという記事が、しばしば出てくるようになった。
最近、韓国では、ちょっとした消費バブルになっていた。先頭を走っていたのは、一部の金持 ち階層だったのだが、カードが一気に普及するにつれ、現金の持ち合わせがない階層まで巻き 込んで、みんなが「買い物」してたのである。
所得格差がひたすら広がる一方の韓国において、庶民層まで巻き込んでの消費バブルが危険 なのは当然のこと。他のカードで金を引き出して自転車操業繰り返すという毎度のパターンにな るわけだが、そろそろ首が回らなくなってきた人たちが増えてきているらしい。
ちなみに、クレジットカードの返済が滞っている多重債務者の数は110万人を突破している。
貧富格差の拡大は、社会不安（単純な窃盗や強盗の増加）の原因になりうるだけに、原住民 としては、ちょっと恐いところである。実際、カードの借金で首が回らなくなった人が起こした犯罪 が増加傾向にあるそうだ。事件の顛末を見ていると、それほどでもない額（韓国内においても） で、簡単に人が殺されている。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/3447/k-mon28.htm#5/3
■所得格差がさらに拡大 〔朝鮮日報〕
1997年の金融危機以降、韓国の世帯間の所得格差が大幅に拡大してい ることが分かった。また、中産階層の消費規模が拡大し、家計の支出増加 率が所得増加率をはるかに上回った一方で、税金や国民年金など「準租 税」の支出が急増し、家計に大きな負担をかけていると把握された。
統計庁は25日、「2000年の世帯消費の実態調査結果」を発表し、高所得 者の上位20％に該当する世帯の所得を下位世帯20％の所得で割った「所 得5分位倍率」が、96年の4．74から00年は6．75と、大幅に増加したと明ら かにした。「所得5分位倍率」の数字が高くなるほど、貧富の格差が拡大し ていることを指す。
また、所得の不平等の割合を示すジニ係数は00年の時点で96年の 0．290より0．061ポイント上昇した0．351を記録した。ジニ係数は「0」に近 づくほど、所得の分配が平等であることになり、逆に「1」に近づけば分配状 態が不平等であることを意味する。
貧富の格差が拡大した原因について、統計庁は「金融危機以降に続い た高金利現象、不動産価格の急騰などに支えられ、高所得者の財産は増 加する一方だったが、逆に低所得者は企業倒産と失業の増加により所得 が減少したものと見られる」と説明した。
また、国民がこの5年間、家計所得よりも消費規模を増やしたことも浮き彫 りになった。00年の時点で1世帯当たりの勤労所得と事業・財産所得をあわ せた所得は総額2896万2000ウォンで、96年（2576万9000万ウォン）より 12．4％上昇した。反面、00年の家計支出は平均2353万1000ウォンと、96 年比で27．7％増加し、所得増加率の2倍を超えた。
特に家計支出のうち、税金や年金、医療保険料などの「準租税」への支 出金額は4年前の96年（222万8000ウォン）に比べ00年は94．1％増の432 万5000ウォンに達した。これは政府が社会保険の名目で納付させた収入 が大幅に増えたことを意味する。
2002.04.25(水)20:15
■多重債務者増加の主因は「カード」
LG、サムスン、外換（ウェファン）カードなど、金融当局から一部営業停止 の制裁を受けたクレジットカード会社が多重債務者急増の第1の原因であ ることがわかった。
また、第1四半期中の銀行貸出の返済延滞による多重債務者はやや減 少した反面、クレジットカード代金の延滞による多重債務者は6万5000人増 加した。
26日、金融監督院によると、第1四半期中、クレジットカード26会社が登録 した個人多重債務者数を集計した結果、計110万6000人と、昨年末の104 万1000人に比べ、6.3％増加した。
金融当局は社会・経済的に問題となっているクレジットカード使用による 多重債務者が継続的に増加していることから、四半期ごとに会社別でブ ラックリストの登録現況を公開し、増加幅の大きいカード会社に対しては集 中的に監視を行う方針だ。
金融監督院の関係者は「今回の調査の結果、違法行為で制裁を受けた カード会社に多数のブラックリスト登録者がいるのが分かった」とし「これ は、やみくもにクレジットカードを発給することが多重債務者の急増につな がることを裏付けるもの」と話した。
2002.04.26(土)12:42
■【けん銃強盗事件】クレジットカードが問題！
大学生4人組の犯行によって明らかになった「クレジットカード借金」は、 昨年から殺人・銀行強盗・誘拐・銃器強奪などの主要凶悪事件の動機と なっている。昨年10月までに8118万枚発行され、15歳以上の人口1人あた り3.6枚を保有する程にカード発給が濫発しており、10代の信用不良者が1 万2000人を超えるなど後遺症は危険水位に達している。
今月12日、全羅（チョンラ）北道・群山（グンサン）市の群山農協で起こっ たガス銃強盗事件も犯人の李某（25）容疑者のクレジットカードの借金160 万ウォンのためだった。今月9日、ソウル江南（カンナム）区・駅三（ヨクサ ム）洞の住宅街でスナック経営のチャ某（女性/49）さんを殺害したヤン某 （21/ゴルフ練習場指導員）容疑者もクレジットカードの借金500万ウォンの ために信用不良者となり、その後犯行に及んだ。ヤン容疑者は「1日に何 度もかかってくるカード会社からの電話を避けるためにカネだけを奪って終 わらせようとした」と話したが、結局「殺人犯」になってしまった。
また、昨年11月から先月まで5回に渡ってソウル江南の百貨店の駐車場 で、女性運転者ばかりを凶器で脅し現金など2300万ウォン相当を奪った ファン某（26）容疑者もクレジットカードの借金253万ウォンの返済のために 犯行に及んだ。
専門家らは｢クレジットカード借金犯罪｣が原因として、疏外された階層の 剥奪感と30代未満の青年層の「一発主義」を挙げた。漢陽（ハニャン）大の 沈英姫（シム・ヤンヒ/心理学科）教授は「富裕層の消費生活がテレビを通じ て全国民にフィルターなしにそのまま伝わり、疏外階層の挫折感が深くなっ ている。若者が未来を考えずに取り合えずという気持ちでカードを作って消 費を楽しみ、犯罪に陥っている」と述べた。 2002.03.24(火)19:13
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。