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(回答先: 脳炎起こす西ナイルウイルス、水際防止へ対策強化(読売新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 8 月 07 日 16:45:22)
アジアから関西国際空港へ向かう航空機の中に、感染症の「フィラリア症」を媒介する蚊が潜んでいるケースが、厚生労働省関西空港検疫所の調査で見つかっている。ネッタイイエカと呼ばれる蚊で、米国で猛威を振るっている「西ナイル熱」を引き起こす可能性もある。同検疫所は「寄生虫やウイルスを持っていなければ、感染する恐れはないが、刺されたと感じた乗客は念のため検疫所に相談に来てほしい」と話している。
関西空港検疫所は94年の関空開港以来、毎年、航空機内の害虫調査を実施してきた。特に昨年からは、種類や生死、採集月日、航空機の出発地などを細かく分類して報告書にまとめている。
今年は7月までに、マラリア、デング熱などが流行しているアジア方面からの来航便43機を調査した。乗客が降りた後、害虫を採取した結果、フィリピンとネパール、インドからの来航便3機から計6匹(うち1匹は死んだ状態)のネッタイイエカを見つけた。いずれも乗客が乗る際に、紛れ込んだらしい。
昨年は91機を調査したところ、マレーシアとフィリピン、タイからの来航便3機の中から計6匹の生きたネッタイイエカを発見した。
同検疫所衛生課は「渡航先では緊張して気をつけるが、帰国便ではほっととして油断しがち」と注意を呼び掛けている。 【玉木達也】
フィラリア症 寄生虫を持ったネッタイイエカが血を吸うと、人体内にフィラリアという虫の幼虫が侵入し、感染する。足や手がゾウのように大きく腫れ、表面がざらざらした状態になることが多い。世界中で1億人以上が感染しているとされる。
西ナイル熱 ウイルスによって感染し、高熱や頭痛に加え、脳炎を引き起こすことがある。主にアカイエカが媒介するが、ネッタイイエカもウイルスを運ぶとみられている。米国では今月14日現在、156人が感染し、9人が死亡している。(毎日新聞)
[8月17日3時20分更新]