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(回答先: 米国、西ナイル熱の感染者は88人に[ワシントン5日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 06 日 12:33:19)
蚊が媒介して脳炎などを引き起こす「西ナイルウイルス」が、米国で大流行し、死者も発生しているのを受け、厚生労働省は、海外旅行がピークを迎える盆休みを前に、米国への旅行者に対する注意喚起と水際輸入防止対策の強化に乗り出した。
国立感染症研究所ウイルス第1部第2室の高崎智彦室長によると、米国へ行く人は、アフリカなど感染症流行地域へ旅行する人と違い、蚊への警戒心が薄い点が心配という。
厚労省は、空港を出発する人に「蚊に刺されないよう、虫よけ薬の使用や、長そで・長ズボンの着用を」と、チラシで注意している。
また、「日本に一度侵入すれば、各地へ広がる可能性がある」と輸入感染を警戒、空港周辺などで蚊を採取して調べる一方、米国からの帰国者には「蚊に刺された記憶や発熱などの症状がある人は血液検査を」と呼びかけている。
同ウイルスは、鳥の体内で増殖し、蚊の媒介で人間や馬に感染する。もともとアフリカから中東、インドにかけて多い感染症だが、1999年夏に突然、海を隔てたニューヨークで62人の患者が発生した。
昨年まで東海岸地域に限られていたが、今年は南部で流行し、患者はすでに100人を超えた。特にルイジアナ州では、71人が発病、5人が死亡している。
同研究所によると、潜伏期は3―15日で、発病しないで終わる不顕性感染が80%にのぼり、発病しても発熱など軽い症状だけで済む人が多い。しかし、高齢者など体力の弱った人は脳炎など重症に陥りやすいため、「無理な旅程は控えた方がよい」という。(読売新聞)
[8月7日14時51分更新]