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(回答先: Re: 人間性を無視しての未来などない 投稿者 イカ 日時 2002 年 10 月 12 日 14:04:35)
上の投稿では、人格非難のような文言が入ってしまいました。
申し訳ありません。正直言って少々疲れたせいでもあります。
この辺で一区切りつけるというのはいかがでしょうか。
次の書き込みはだいぶ遅くなると思います。
一連の投稿に付きましては、私なりに可能な限り真剣に考えて
行っていた訳ですが、でたらめだいきらい(はなさん?)さん
の主張を十分理解しようとしていたかと言うとそうでもありません。
あなたの、戦後は戦後なりにベストを尽くしたという
ご意見はよく分かります。
戦後は戦後なりに、日本人は日本国を愛したのだ
という主張は、基本的に敬意を持って尊重すべきものです。
ですが、希望を申し上げるとしたならば
もう一歩踏み出して、硬直した戦前の自国性悪論を
脱却し、少し遠い父母も含めて、愛して頂きたく思うのです。
泣き言とおっしゃいますが、実際その事情は正視が
困難なほど筆舌に尽くしがたい壮絶で残虐で不当なものです。
軍事国家の末路などと言って泰然としておれるとしたら、
人としての何かが欠けているのです。
私の父の郷里のそばには海軍の工廠がありました。
終戦直前に絨毯爆撃を受け、工廠は壊滅しました、
もちろん無人だった筈も無く、おびただしい数の
人々が、爆発と火災で亡くなりました。
父は学校から駆り出され、血の袋と化した無数の遺体を
校舎に搬送する作業に動員されたそうですが、
数が多すぎてモノ扱いするしか無かった、
血は河のように流れていた・・・という以外は
あまり多くを語りません。
郷里の墓地には、当時の事情(墓標不足)を物語る
異様に小ぶりな、無縁仏の墓標が無数に並びます。
私達もやがて求めるであろう、人間性のある連続性は
そこでぷっつり、永遠に途切れているのです。
おびただしい数の父親、母親、息子、娘、幼子たちが全て、
どういう訳か、モノのように消し飛び
心身ともに破壊され死んでいきました。
意図的な都市大火災の誘発・原子爆弾の使用など、
日本中の家族が人類史上に類の無い残虐な方法で、
その未来を永遠に閉ざされました。
彼らも愛していただけませんか。彼らは
邪悪な国家の構成員として残虐極まりない死刑を受けて当然、
自国民からその事実を黙殺されて当然の存在だったのですか。
どうして殺人を殺人として、殺人者を殺人者として
見ないのですか。
その盲目は私たちの未来にとって非常に危険なのです。
わかってください。
最低限、この不当で信じがたく残虐な虐殺を断罪するのが、
私たちの過去と未来に対する責任なのです。