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(回答先: Re: とても勉強になりました。 投稿者 驚いた 日時 2002 年 10 月 10 日 15:01:52)
「驚いた」さん、こんにちわ。
>あっしらさんまでインフレ誘導策とは、
現在の経済システムと経済価値観を前提とした経済再生は、緩やかなインフレと実質金利マイナスを実現する方策にあると考えています。
(現在の経済システムを否定しながらこのような政策を示すので、“微温主義者”だと言われています(笑))
経済システムと経済価値観が変われば、デフレでもまったく問題はありません。
>これはやっぱり土地以外の全財産を分割して欧州と米国と五分に
>通貨および株式に買えた方が良いのですかね。
欧州諸国と米国が「デフレ不況」に陥れば、元々失業率も高く経常収支が赤字という国も多いので、日本以上に深刻な状況になります。(米国の場合は、自由主義的価値観が強いのでもっとも厳しくなると予測しています)
深刻な「デフレ不況」がしばらく続いた後には、痛みを背負った国民の政治行動に促されるかたちでハイパーインフレ(=スタグフレーション)に向かう政策に転換するだろうと見ています。(現在のところ供給力が大きい日本は、スタグフレーションに陥る危険性は低い)
「世界的同時不況」では“逃げ場”がないと考えた方がいいと思います。
どの国のものであれ、通貨は転換タイミングが難しいでしょうし、株式は底を見極めることが難しいと思われます。
経済条件的には日本が最も恵まれているのですから、まともな政治家が政治を行っていれば日本経済に依存するのが最も安全なのですが、そうお奨めできないのがなんとも惨めです。