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(回答先: Re: 日本改造とイラク攻撃 投稿者 カレラ 日時 2002 年 10 月 07 日 06:49:46)
公平にみて、書記長さんに対する,カレラさんの批判は的確になされているとみます。書記長さんは倒錯があると思います。
一方,カレラさんは,米国指導層性善説で一貫しており,米国支配層の真の意図を,意図してか,あるいは過失で,見ないようにしているように,思います。書記長さんは,米国支配層性悪説、つまり民主主義という価値を持ち込むという名は詭弁にすぎない,真の意図は,経済的利益を排他的に独占することなのではないかという見方、それは正しい認識ではないか,と思われます。カレラさんの見方にたつ場合,米国が先日発表した安全保障戦略で打ち出された先制攻撃論を倫理的同義的に許容・支持するものとなり、「米国流」民主主義は普遍的な価値であるので,それが導入されていない地域には,国際法を無視し、軍事力を行使してもそれをもたらす権利を持つという論理を肯定しているようにみえます。同じ結果をもたらすために,忍耐強く「外交」や「対話」を通じてということではなく,軍事力で性急にという,ある意味で
苦悶しながらあみ出す知恵の道を模索を試み万策つきた上での武力行使という順序と忍耐を放棄した、「英知への不実」、怠惰な態度にもみえます。
手段としての軍事を安直に正当化する点(書記長さんの「大日本帝国政府・軍部の無びゅう性」、「坊主(米英)憎けりゃ袈裟(民主的価値)まで」、スターリンの大虐殺を正当視する態度、民族的英雄ヘの信仰はほとんど「宗教的な信念」に達している.その結果、「坊主(米英)憎けりゃ袈裟(民主的価値)まで」というおおざっぱさに陥っている)、「ミソ(民主的価値)もクソ(米英支配層の支配ー利益意図)もいっしょ」という点は両者同罪とみえます(後者は互いに逆の関係)。