現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 参考まで。「日中関係は盤石か:国交30年に思う」(転載) 投稿者 鞍田典膳 日時 2002 年 9 月 30 日 21:36:22)
近代的国際政治ルールを抜きにすれば、台湾の統治形態や帰属は、台湾住民が決定すればいいという考えを持っています。
しかし、国際政治ルールを尊重するとしている日本国政府が、台湾の帰属を曖昧にすることは承服できません。
台湾が日本領土になったのは、日清戦争の講和条約に基づく割譲です。
清→中華民国→中華人民共和国という統治権の継承を認めるのであれば、英国が香港を中国に返還し、ポルトガルがマカオを中国に返還されたように、台湾が中国に帰属することを認めざるを得ません。
(台湾は外国が支配しているわけではないので、帰属の在り方は相互で話し合って決めてくれということになります)
清→中華民国→中華人民共和国という統治権の継承や中華民国→中華人民共和国を認めないということもできますが、国連代表権問題で決着が付いています。
日本政府が、清→中華民国→中華人民共和国という統治権の継承を認め、清の割譲による台湾支配を国際法的に有効と主張するのなら、台湾が中国の一部であることを認めるのが国際政治としての筋です。
外省人を除く台湾住民が、外国に奪われていながら領土回復ができないまま50年もほっといたあげく、内戦に敗れた勢力が押し掛けて武力支配を行っていながら、台湾は中国に帰属するもであるという主張はないでしょと思う気持ちは理解できます。