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(回答先: 「近代経済システム」が終わらない技術 投稿者 一般人 日時 2002 年 9 月 29 日 05:13:32)
一般人さん、こんにちわ。
興味ある切り口でいただいたレスに関して十分に咀嚼できない思いでいます。
>実際にものを動かしたり、食べたりする活動としての「実相の経済」と貨幣や証券と
>それらにまつわる制度に彩られた「シンボライズされた経済」との一致が科学的な技
>術(車や飛行機だのの移動技術)によって支えられてきたが、これ以上の科学技術の
>進歩が望めず、「ものの移動」と「シンボルの移動」の量的な限界からくる不一致の
>差異に耐えきれなくなっている。という事実認識からくるものだと思うのですが、例
>えばSF的ではありますが、ドラエモンの「どこでもドア」(つまり瞬間移動装置)が
>発明されれば、現体制はまだまだ維持されるということとも考えられます。
“移動”という概念を、“交換”ないし“移転”と考えるべきか、地理的な移動そのものと考えていいのかわかりかねます。
「どこでもドア」も、“移動”そのものに関わるものなのか、携帯電話のように“移動”の壁を突き破る画期的新製品という意味なのか判然としません。
民間需要向け新製品及び生産システムの開発力としての科学技術は成熟期に入ったと考えています。
活発な科学技術活動は、利用価値が抽象的な物語で正当化される「宇宙開発」や市場原理に規定されない浪費である軍事分野に限られていくはずです。
(そのようななかから何かが民生用に零れ落ちてくる可能性はあります)
>遅かれ早かれ近代経済システムの終焉が自明であるとしても、見た目の地域固有性が
>ある程度是認されつつも、本来人間の持つポテンシャリティーが疲弊しながら、実
>質、現体制が維持強化されていく可能性があるのではないでしょうか?
人々の生存維持システムでもある「近代経済システム」が、法則的もしくは自動的に崩壊することはありません。
人々が新しい生存システムを築かない限り「近代経済システム」はもがきながらも継続します。
また、「近代経済システム」に経済的利益を感じる人たち(世界経済支配層)が、ネオ共産主義のような経済システムをつくる可能性もあると考えています。