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(回答先: アングロサクソンの近親憎悪? 投稿者 baka 日時 2002 年 9 月 22 日 21:10:25)
bakaさんが提示されている内容を荒唐無稽だとは思いません。
フン族に押し出されるかたちで欧州に流れ込んだゲルマン諸族は元々中央アジアに由来する血の気が多い“民族”であることは否定しませんが、現在の米英的価値観は、ゲルマンやケルトに由来するものではありません。
(ケルトやゲルマンの古来的価値観は、セム系一神教に比べれば、日本的価値観に近いものです)
このような意味で、巷間言われている“アングロサクソン”価値観という言説は軽視しています。
「空耳」で書いているように、ユダヤ的商人の価値観が微妙に衣に変えてキリスト教となり、ケルトやゲルマンが醸成していた価値観を崩していった過程が、西欧の歴史過程(中世・近世・近代)だと考えています。
(価値意識レベルとしては、明治維新以降の日本近代史の過程で醸成された価値観が、A.D.200年頃から1900年頃までのあいだに欧州で普及していったとイメージすればいいと思います)
>ムスリムとアングロサクソンとは、その(遺伝子に組込まれた?)好戦的な文化ゆえ
>に、互いを脅威に感じとるのではないでしょうか?
現在の価値観的対立は、イスラムとバビロニア的価値観の対立であり、ムスリムとアングロサクソンという遠い関係ではなく、セム系同士というずっと近しい関係にあるもの同士の戦いだと考えています。
(バビロニア的価値観とは、歴史的に見えやすい表現で言えば、フェニキア・ユダヤ・古アラブの商人的支配階級の一神教と考えてもらって差し支えありません)