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(回答先: Re: 「構造改革」という美しい響きに誘導されマインドコントロールされる私たち 投稿者 ウッチャー 日時 2002 年 9 月 17 日 20:07:01)
物事を見る場合に、2つの視点つまり,時間と空間という視点が役に立つのではないか、と自分では意識しています。時間というのは歴史的視点という意味ですが,たとえば小泉氏の「構造改革」とういうのが実は歴史的にいかなるバックgラウンドを持っているのか,言い出したのは誰がいつのことなのか。ただ、よく、日本の伝統的価値体系を守れ、歴史的にものを見よとかいって,それが単なる明治近代以降のことに過ぎず,弥生以降でも,縄文期など入らなかったりする、そんなトリックにかからないため,「歴史的」、「伝統」と言う言葉がでてきた場合,それっていつの時点までにさかのぼったこと言ってんの?という反問を常に準備しておく必要があります。
空間的な視点というのは、「構造改革」というのは,日本岳でいわれて,なされていることなのか,という視点です。しかし,名前をどう呼ぶかは別にして,グローバル化教義(「新世界秩序」のあたらしい美名ですが)に適合するための政策大綱という点では,現在世界中で起きていること,つまり米英支配層の世界的仕掛けの結果であることが明瞭に認識できる余地がでてきます(彼らが80年前後から打ち出しているプロジェクト、日本ではそれを受けた中曽根民営化の流れにあります。彼は売国奴です。米英支配層と提携している日本側カウンターパートです。)
定型用語としては類似なものに「構造調整」(structural adjustment)という普遍性のあるものがあります。これは、IMF,WorldBank,WTOという米英支配層が提示した公式用語です。