現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 強い共感を覚えます。 投稿者 ネバーベンド 日時 2002 年 9 月 18 日 16:49:37)
『ただ、どんな国家であれ、エスタブリッシュメントが自分たちの利益の最大化を図るのは当然のことなので驚きはありません。』
そうですね,驚かないということが無気力に陥っていないことを意味するなら,まだ救われますが。やはり,それがおきないようにするにはどうしたらよいのか、という思考につながるような,怒りや強い違和感を持つことは肝心だとは思います。
『それにメディアが許認可権に縛られている限り、エスタブリッシュメントの意に添わない報道は基本的にはなされないと思います。』
電波メディアとちがい新聞は許認可は不要ですが,いかんせん,大企業の広告収入に縛りがかけられています。
『政策に影響力を及ぼすチャンネルを持たない一般人は、まあただ指をくわえて見ている、あるいは状況に翻弄されながら生きるしか方法は無いのかも知れません。』
無気力、敗北主義に我々陥りかねないですが、そうなりたくないですね。
『私が面白く思うのは、私のような中〜低所得者層の中にむしろ積極的に政治的自殺をする傾向が強いと言うことです。明らかにデフレを放置し貧富の差を拡大し、貧しいものからは教育の機会さえ奪おうとしている政策に対して諸手をあげて賛同している層がいるというのは興味深い事です。』
同感です。支配階層側がメディアでの情報流通を支配していることからくる結果とは思います。「自殺」をみずから志願しているわけではないのではないかと思います。ただ,巧みに誘導されている、あるいはその可能性に,ほとんど気付かないということなのでしょうね。
『決して「政治的無知」だけで片づけることのできない現象で、政治的な現象と言うより、心理的な現象、もっといえばパニックに陥っているのではないかと思います。』
言葉の定義上、パニックといえるかどうかは分かりませんが,基本的に資本主義の世界では,富裕層がメディアを通じて,情報の流通と操作を手掛けている,という理解が一般の人々の間でもっと警戒的に共有される必要があると思います。つまり,今,自分が持っている思考や感情は,自分が独自に持ったものなのか,持たされたものなのか,を突き放して観察する訓練が必要になると思われます。