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(回答先: Re: 今一つ不可解なメンタリティー 投稿者 霊止 日時 2002 年 9 月 16 日 04:26:34)
もう一つ。マスコントロールの恐ろしい手段が考えられます。たとえば、先にあげた9/11のテロ（？）に関する３つの映像を見たとします。
それが大衆のどういう感覚と反応を招くか、ちょっとシミュレートしてみます。
ほとんどの人がきょとんと、或いはショックを受けながらその映像を見ます。人間の自爆行為にしては、ロボット的なまでに迷いや恐怖感の片鱗が感じられない、優雅なシンクロナイズト・スイミングを思わせる旋回と突っ込み。そして、後に続くハリウッド映画さながらの、計算されつくしたようにスペクタクルで完璧なビルの倒壊。それらが、あまりにも良いタイミング、良い位置、プロフェッショナルなカメラワークで映された映像を見て何か得体の知れなさ、漠然とした恐怖感や不安感が増幅されてきます。何の音声もなく見ていたら、よく出来たパニック映画を見ている感じにしかなれない。それが、現実に起きた事件として、ニュース番組の中で報道されている。そう、超現実さんが言っているような、「シュール」な世界です。
そしてその他２つの当然そこに映っていて然るべきものが全く目に入ってこない、これまた、「不気味な感覚」を増幅させる映像も・・・。
これらは、まじめなニュース番組で、いつも見慣れた有能なニュースキャスターが深刻な表情で報じている、現実に起きたのが間違いない事件です。
しかし、映像を見ている者の心の中には、何か割り切れないもやもやした感覚が広がってきている。（本当にこんなことが有り得るのだろうか？なにかおかしい、得体が知れない・・・）。しかし、その不安、不穏な感覚がただちに映像そのものの持っている胡散臭さに向けられることはありません。映像が胡散臭いのだとしたら、考えられるのは、国家やＴＶが自分達を騙そうとしているのだということになってしまう。つまり、何かが意図的に隠され、あるいは捻じ曲げられ、ショーアップされ、フレームアップ・・・。
誰もが自分の住んでいる国、忠誠を誓った国が自分たちを騙し、自国民を犠牲にするなんて信じられません。いや、信じたくない。それでは、自分の拠り所や足場を失ってしまうことになるからです。
実際はその可能性に導くであろうその疑問は、意識に上るまでもなく、無意識のうちに揉み消されています。といっても本当に消されたのではなく、無意識の更に深い所に押し込まれてしまうのです（もし実際に疑問がはっきり意識できる位の人なら、その人はあっさりフレームアップという線を真相として選択することができるでしょうね）。しかし、抑圧されかえって落ち着きどころのなくなったモヤモヤ感は消えるどころかますます増幅され、そのモヤモヤ感自体は必死に落ち着きどころを見出そうと模索しはじめます。
さて、そうやって、凍りついたようなサスペンドされたような感覚で映像の釘づけになっている間にも、キャスターは、「大変、衝撃的な事件が起きました。何者かによってのっとられた航空機が、ＷＴＣビルディングの・・・。」と続けている。そしていつしか、映像はブッシュ大統領の発表。イスラム原理主義者、タリバン、アルカイダのビン・ラディンらをテロリストと名指しした演説。我々はこのような卑怯な行動を決して許さない・・・このテロは、我々に対する戦争行為だ・・・。
そう、ここに来て、モヤモヤした不安感は、やっと落ち着きどころを見出します。
― そうだ、この感覚は、あの「得たいの知れない」イスラム教徒の連中に対するものだったんだ！―
と。
そう、こうして、これらの映像は、実際起こったことを堂々と国民の目から隠すだけでなく、国民の不安感を増幅させ、その結果起こってくる、「このままでは仕事も手につかなくなるしなんとか気持ちを落ち着けたい」という自動的な欲求を煽り、その「いやな感じ」を投影する先として、「タリバン」「アルカイダ」などのイスラム教徒（普段あまり近くにいないので実態はわからないが、以前からアメリカを嫌っているとされ、政府からもならず者というレッテルを貼られていた宗教グループ）にまんまと差し向けさせるという機能を果たしてしまうわけです。まさに一石二鳥の効果が得られる、実に巧妙な大衆心理操作作戦と言わざるを得ないでしょう。
アメリカ国民のみならず、世界中の、アメリカからなんらかの利益を得ている大多数の国々は、多かれ少なかれ同じ理由で騙されることになります。アメリカ国民ほどファナティックな感情の渦に陥ることはあまりないでしょうが。日本などの、半属国化した国などは、実に簡単なものでしょう。アメリカ人嫌いの多いフランスなどでは、同時テロ事件をアメリカの陰謀としてを書いた本がベストセラーになるような現象も起きていますが（笑）、それでもなんとか国際世論の多くを誘導すること位には成功しました。
太平洋戦争時の日本での大本営発表も、今程メディアが発達していない時代背景を考慮すれば、荒削りながらこの作戦と同じ基本に立ったものだと思います。
実際は、最近の日本で、9/11の事件で使われたのと全く同じ手法を用いた事件が起きていると思われます（どの事件かは想像して下さい。）
多分、それも米政府（そのものというより陰謀秘密結社）の介入で日本国内のその結社に関係している政治家、官僚のグループが、既に構想が用意されていた9/11の本番の前の現代の先進国における情報操作、心理操作の実験、踏み台として起こした、フレームアップ的要素の色濃い事件であると思います。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。