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(回答先: Re: 平等と不平等 投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 09 日 19:56:31)
>私は、「社会主義」という言葉から「平等主義」を抜い
て、「政治(社会的権力)による経済管理」という内容に
定義しなおすべきだと考えているのです。
そういう意味ならば、前近代的な封建的システムや絶対
主義王政国家はかなり「社会主義的」であるということに
なります。商業上の特許やギルド、労役、今でも続いてい
る租税などは社会主義的な事象ということになります。
逆にマルキシズムに代表されるような平等主義を理想と
するものは、社会主義の特殊なグループに属するものとい
うことになります。
(累進税制などに限定せず)租税全般までを「社会主義的」と呼ぶべきかどうかは、また別の議論があり得ますが、おっしゃる意味は良く分かります。統治や官僚機構と「社会主義的なもの」の親和性が高いのも事実です。実際、経済に限らず今の日本社会に現われた様々な矛盾を目にするにつけ、真面目に考える人ほど「社会主義的な」志向を強めざるを得ないのではないか、と考える事もあります。戦前・戦中の日本も宣言はしませんでしたが、統治形態としては明らかに国家社会主義ですね。
他のところで投稿しているのですが、今の混迷を切り抜けるためにはある種の「独裁」が必要だと私は感じています。民意を前提にこの独裁の容認を時限立法化し、短期間の内に全てを処理してしまう、この発想が大事だと思います。
貴殿の投稿しておられる「祖国に対する国民の意識」を巡る問題は、もっと息の長いものでしょうね。