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簡単なレスです 投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 05 日 00:09:55:

(回答先: あっしらVS匿名希望−割り込みレス−−その2 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2002 年 10 月 04 日 19:40:34)

ビルダーバーグさん、こんばんわ。


人はできるだけ気持ちよく楽しいことを求めるものであるというのが基本的な“人間観”です。
逆に言えば、辛いことや苦しいことはできるだけ避けたい減らしたいと考えるものだと思っています。
(政治論議を楽しいと感じる人もいれば、異性関係に何よりの楽しさを感じる人もいますから、抽象論の極みですが...)

このような“人間観”から、通貨が超越神のように崇められている現在の経済社会が崩れて新しい経済社会に移行したとしても、社会はうまく回ると考えています。



 @中国が「承認国家」「脱イデオロギー国家」に完全になるか。せいぜい、穏健な中華主義をベースにした国になるか。中国共産党支配が名実ともにフィニッシュするか(小生は「フィニッシュする」派ですが)。
 Aロシアもソフト・ナショナリズムプラス経済至上主義でしばらくも、国家運営をするのか。
 Bイスラエルはじ、人口増加率で圧倒的に不利なまま、現在のロケーションのイスラエル国家を維持していくのか。国家維持のための軍事力強化を続けるのか、また、続けられるのか。田中宇さんが最新のレポートで指摘しているように、多くの国民が別の地域に移る(何回目かのエクソダスですね)ないのか。


中国とロシアが今後どうなるかは、世界経済の動向が大きく影響すると考えています。

中国は、外資に依存する割合が高いなかで生産した財の輸出に依存して経済成長を追求しています。輸出の伸びが停滞するような事態になれば、“国策”の変更を迫られることになります。
それこそ、いつかは自分たちにも豊かさが...と堪え忍んできた人々(とりわけ内陸部)が反政府的活動に動く可能性があり、それを“左派”が引き回して奪権をめざすということも考えられます。
そして、それに反発する既得権益地域が分離志向に走ることで、中国が分裂することもなきにしもあらずと予測しています。

世界経済がもたらす困難を乗り越えて順調に経済発展が進むとすれば、中央政府の共産党支配は強固に維持されるとしても、地方段階で民主化が採り入れられていくだろうと思っています。
中央集権体制は、経済システムが変わらない限り残ると思っています。
共産主義イデオロギーはますます薄まり、実利主義をベースとした愛国主義が強調されるようになるでしょう。


ロシアは、資源輸出に依存していますから、世界経済の低迷で深刻な影響を受けます。唯一希望があるとしたら、米英の軍事行動で中東の原油産出が滞る事態が生まれることでしょう。
経済がうまく成長できなければ、ナショナリズムが大きく高まることやナショナリズム職を更に強めた共産党の台頭も考えられます。
プーチン大統領は、そのような変動にもうまく対応できる資質があるのではと思っています。


イスラエルは、中東問題に連動している側面とパレスチナとの抗争に関わっている側面があると考えています。

米英がイラク攻撃を契機とした中東介入政策に失敗すれば、米国の政策基軸も大きな転換を遂げることになると予測しているので、イスラエルの立場は相対的に弱くなります。

入植地の拡大などパレスチナが折り合えない政策をとり続ければ、パレスチナ側の限られた対抗手段の一つである「自爆テロ攻撃」が続くことになり、持てる国であるイスラエルがそれにどこまで耐えられるかという問題になると思います。(強固なシオニスト的価値観を持っている人は少数派です)

パレスチナ以外のアラブ諸国が対イスラエル戦争に踏み出せばイラク攻撃まで行おうとしている米英に格好の口実を与えることくらいは、アラブ諸国の政治的指導者も了解しているでしょうから、アラブ対イスラエルという構図ではなく、パレスチナとイスラエルのあいだの抗争で決着がつくと考えています。

願望も込めてですが、イスラエル=パレスチナは、アラブルールで統治されることになると予測しています。
それがイヤなイスラエル人は欧米諸国に移住し、古来より住み着いていた人々の子孫やアラブルールを受け入れる人々はそのまま残ることになるのではないでしょうか。

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