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08/08 08:29 飢餓で30万人死亡の可能性 アフリカ南部でと報告 外信18
【ワシントン7日共同】世界銀行などの出資でつくる国際食料政
策研究所(IFPRI)は七日までに、アフリカ南部の諸国で約一
千万人以上が飢餓に直面しており、計画的な食料援助を早急に行わ
ない限り、今後半年間で三十万人が命を失う危険があるとの報告書
をまとめた。
IFPRIは「飢餓の背景にはエイズのまん延による農村労働力
の減少や、国内の貧弱な食料流通事情などの構造的な問題がある」
と指摘。「国内のインフラ整備などを進めない限り、同様の事態が
今後も繰り返されることになる」と警告している。
報告書によると、飢餓は特にレソト、モザンビーク、ジンバブエ
などで深刻。マラウイでは人口の70%が食料難にあえいでいる。
既に六、七月の収穫が底をつき始め、このままでは九月から来年三
月にかけて深刻な食料不足に直面する。
IFPRIは、体力が落ちて食料配布のためのキャンプに来るこ
とができない人のため、居住地まで食料を運ぶことや遠隔地に優先
的に配布するなど、きめ細かい援助を行うよう提言。
その上で長期的な視野に立った国内政策や国際援助の必要性を強
調した。
(了) 020808 0828
[2002-08-08-08:29]