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投稿者 chugoku-np 日時 2002 年 7 月 17 日 09:27:17:

(回答先: ＜原爆投下＞直前直後の広島市街のネガ複製入手　米国で広大教授（毎日新聞） 投稿者 えーてる 日時 2002 年 7 月 16 日 22:36:01)

被爆前後の空撮135枚　原医研が入手
'02/7/16

　■広島の市街克明

　原爆投下前後の広島市街地を米軍が撮影した航
空写真のネガフィ ルムが米国立公文書館カレッジ
パーク分館（メリーランド州）に保 存されている
ことが分かり、広島大原爆放射線医科学研究所
（原医 研、広島市南区）が十五日、ネガの写し百
三十五枚を入手した。被 爆直前をとらえた航空写
真ネガの存在が判明したのは初めて。一軒 一軒の
民家が確認できるほどの精度があり、専門家は
「被害の大き さを知る貴重な資料」としている。

　写しは一枚が九インチ（約二十三センチ）四
方。被爆前は一九四 五年七月七日の三十六枚と同
二十五日の四十二枚の二日分で、被爆 後は八月十
一日の五十枚と撮影日不明の七枚。偵察や原爆被
害の調 査をしていた米軍機が、高度一万メートル
前後から撮影したとみら れる。

　被爆前の七月二十五日のカットは、県産業奨励
館（現在の原爆ド ーム）や広島城、広島駅がくっ
きり写り、引き伸ばせば民家も識別 できるとい
う。被爆後の八月十一日の写真は、焼け野原に残
った日 本銀行広島支店や袋町小が確認できる。

　被爆者が浴びた放射線量と疾病との関連性を調
べている原医研の 早川式彦教授（疫学）が公開請
求し入手した。がんなどの原因とな る放射線量は
爆心地からの距離と遮へい物を基に算出するが、
これ までは戦前に作成された住宅地図が頼りで、
正確に把握するのが難 しかった。

　早川教授は「ネガフィルムを基に精密な地図を作れば、被爆地か ら爆心地までの厳密な距離がはじき出せる。
すでに調査を終えた約 四万人の被爆者の線量もあらためて計算し直す」としている。

　国土地理院（茨城県つくば市）も十五日までに公文書館から同様 の写し百十五枚を入手した。原爆資料館は
「現在所蔵する被爆前後 の航空写真はどれも画質が悪い。被爆直前の建物疎開の状況や被爆 後の街の様子を知
る貴重な手がかりとなる」としている。

【写真説明】上＝被爆前の市街地をとらえた航空写真｡県産業奨励館や広島城が確認できる（７月25日撮影）　
下＝袋町小など一部の建物を残し焼け野原になった被爆地（８月11日撮影）

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn02071601.html

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