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(回答先: 宇宙開発委員会:今後10年の戦略 「YOMIURI ONLINE」 投稿者 ほくめん 日時 2002 年 6 月 27 日 01:50:10)
宇宙開発委員会 固体燃料ロケット 国の開発終了へ (毎日 6月27日 朝刊)
[要約]文部科学省の宇宙開発委員会は26日、今後、宇宙開発事業団の「H2A」ロケットをわが
国の基幹ロケットとし、宇宙科学研究所の「M5(ミュー)」ロケットを国から民間開発とする方
針をまとめた。日本の固体燃料ロケットは、科学衛星の打ち上げを目標に、K(カッパー)、L
(ラムダ)、M(ミュー)ロケットを開発してきた。しかし委員会は固体燃料ロケットの開発技術
は、M5ですでに完了したと判断した。H2Aは今後も官民共同で開発することになる。ただし科学
衛星はこれからもM5で打ち上げられる。
[コメント]今週のWeekly Yomiuri誌 に「日本のロケット技術が『北朝鮮』に流れる日」とい
うタイトルの記事があった。買って読むと、これから固体ロケットの開発技術が民間に移譲される
ので、北朝鮮がロケット技術を入手しやすくなるという記事だった。これは一種の行政改革であ
る。個体を切って、液体一本に絞る。そこで斬られる側の宇宙科学研究所あたりから、宇宙開発委
員会の新方針に抵抗を示す週刊誌記事とわかる。本当に固体燃料ロケットの開発が民間に移ると、
北朝鮮にその技術が流れるのか。私はそれほどの危険はないと思う。例えば、ロケットメーカーと
言えば日産であるが、誘導技術や特殊鋼鈑技術は、M5より勝っているように思う。もし民間開発
なら、その技術が漏れると言うなら、とっくに北朝鮮は人工衛星を打ち上げていただろう。それさ
えも北朝鮮はできないのである。そこで宇宙科学研究所に一言いっておく。自らの組織を守るため
に、北朝鮮の脅威を利用しないで頂きたい。それではテポドンの脅威をあおって、大騒ぎをした国
防族と同じではないか。あのとき、テポドンはへぼロケットと一番先に言わなければならない日本
のロケット技術者が、国民が虚像に怯えている時に何も言わず、自らの組織が消される時に北朝鮮
危機を利用する。そんな手前勝手な技術集団はいらない。
http://www.kamiura.com/new.html