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宇宙開発委員会は26日、今後10年間のわが国の宇宙開発利用の目標と方向性を定めた戦略をまとめた。ロケット開発は国産主力の「H2A」の信頼性の向上と技術の民間への移管を最優先とし、民間主導の国内初の中型ロケット「GX」については、改めて評価するとした。
H2Aは基幹ロケットとして政府衛星の打ち上げ機会を集中させる。信頼性や国際競争力を確保するため、できるだけ早くに民間に技術を移管し、製造責任の一元化や営業体制の強化を推し進める。GXは、国が関係するエンジンの開発は当面行わず、民間との役割分担や国際競争力などの課題を解決したうえで、計画全体について改めて評価することにした。
宇宙開発事業団など3宇宙機関が統合してできる新機関では、より多くの人が技術開発や研究に参加できる仕組みを作るなど、国と民間が連携する体制づくりに取り組む。このほか主な方針は次の通り。
▽衛星による温室効果ガスや気候変動などの観測推進▽国際宇宙ステーション計画への民間参入▽固体燃料ロケット「M(ミュー)5」の開発打ち切り
(6月26日22:23)