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(回答先: Re: 第120回「負け組の生きる力・勝ち組の奈落」 投稿者 F 日時 2002 年 6 月 26 日 04:25:32)
無策な文部省は日本の学生の学力動向について自前の調査がないようですが、
河合塾がプレテストと称して入塾する生徒達に共通の問題を与えているので、
そのデータが「学力低下問題検証」として公開されています。
学生を上位・中上位・中位・下位に分けて95年と99年での得点を比較しています。
その河合塾の学力低下問題検証のデータ(*1)を見やすいようにグラフにしました。
変化分のパーセンテージです。
http://www.asyura.org/up1/source/256.jpg" width="622" height="303" border="0" align="top">
河合塾の全体の傾向の結論は次のようなものです。
「学力レベル別に見ると、難関大学をめざす上位層では学力低下の度合いは少なく、分野によっては上がっているところもある。一方、入試プレッシャーの緩む中位・中上位での学力低下は大きいようである。また、下位層であまり正答率が下がっていないのは、95年度の時点ですでに正答率が低く、いわば下げ止まり状態にあるためだと考えられる。いずれにせよ、学力レベル別に見た場合には、上位と下位への二極分化が起こっていると言えそうである。」
これを見ても、全体的な地盤沈下、というよりも「勝ち組」「負け組」の分離が明らかではないでしょうか。
*1 オリジナルは
http://www.keinet.ne.jp/keinet/doc/keinet/jyohoshi/gl/toku9911/siryou2.html
にあります。