現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 軍部の思想弾圧 投稿者 匿名 日時 2002 年 6 月 04 日 07:13:01)
日本政府や官僚の悪知恵には驚かされる。まだ法制化されていない個人情報保護法を持ち出して、防衛庁不祥事をごまかそうとしている。
それだけではなく、防衛庁が組織ぐるみで国民身辺調査を不正にやっていたのに、それを個人情報保護法違反として処罰すれば、国民の合意を得られたという形にしたいのだ。
つまり、まだ法律が制定されていないのに、それを持ち出して処罰することにより、その法律の必要性をアピールするという戦術だ。
なかなか考えたものだ。
これには二重のごまかしがある。
まず第一に、はじめに政府関係者が憲法違反をしたということを隠す効果がある。
あくまで今国会会期での可決成立に反対すれば、防衛庁の不正行為は処罰できないことになる。
その責任は、個人情報保護法制定に反対した者に押し付けられる。
さらには、本来のこの悪法の趣旨をごまかす効果がある。
実はこの法律は、加害者の人権のみを保護する不公平なものだが、それが、あたかもそうではないかのような錯覚を与える。
そもそもこの名称のつけ方が性質と正反対だ。
この法律によれば、悪事を行った防衛庁幹部やその一味は、処罰されないし、マスコミ報道さえも許されない。
ところが、個人情報違反と言われると、まるで、制定されようとしている法律が、こういう違反行為を処罰するものだと国民に誤解を与えるのだ。
とても巧妙に仕組まれた罠だ。
どうやら軍国主義化は避けられそうもない。