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「メリルリンチの疑い濃厚」 国有企業担当相
インドサット社株インサイダー取引
ラクサマナ・スカルディ国有企業担当相は二十四日、国営通信企業のインドサット社株の第三者割り当て実施に絡み、同社の金融アドバイザーを務めるメリルリンチ・インドネシア社がインサイダー取引を行ったとの疑惑について「十六日にメリルリンチ社がインドサット株を一番多く売却したことは確かだ。メリルリンチ社を疑っているわけではないが、アメリカでも同様の事件が発覚したことがある」と語り、メリルリンチ社の疑いが濃いものの、資本市場管理庁の報告を待って対処する方針を明らかにした。
メリルリンチ社は、第三者割り当てを実施した十六日、同日取引されたインドサット社株全体の約四〇%に当たる四百十三万五千五百株を売却、同社の株価急落を引き起こした。
■「陰謀」の観測も
一方、資本市場管理庁のヘルウィダヤトゥモ長官は二十三日、インサイダー取引の疑いについて「失敗した第三者割り当ての責任をなすりつけるため、インサイダー取引のうわさが流された可能性がある」と述べ、インサイダー取引のうわさは、意図的な情報操作である可能性も否定できないとの見方を明らかにした。
第三社割り当てでは、外資のクレディ・スイス・ファースト・ボストン社と国営のダナレクサ社がアドバイザーを務めたが、売却株式は予定の一一・三二%を下回る八・一%に留まり、売却価格も予定の一株一万二千六百ルピアを下回る一万二千ルピアだった。
ラクサマナ国務相は「インドサット社の経営陣から、なぜ一株当たりの利益が減少したのかについて明確な説明がなされなかった」と経営陣の責任問題を追及、同社の第三者割り当てが失敗に終わったとの見解を示した。
じゃかるた新聞
2002年5月27日
http://www.jakartashimbun.com/