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(回答先: 【「旧約聖書」再確認】「出エジプト記」:古代ユダヤ教と“離散”後のユダヤ教 投稿者 あっしら 日時 2002 年 5 月 15 日 20:55:11)
サウル王、ダビデ王以前にはユダヤの神殿はなかった。当然である。本来ユダヤ教は神なる主をあがめるのである。そしてユダヤの預言者によれば、唯一神のみをユダヤ民族が頼るべきであるとされていた。イスラエル建国以前には、民を支配し奴隷化する国王は存在しなかった。モーセの後は士師(ユダヤ教祭司)が民を導いた。古代ユダヤ民族は民主主義が基本であった。サウル王以前には支配者と被支配者は存在しなかったのである。しかしユダヤの民は王を望んだ。民の愚かな要求に折れた最後の士師サムエル(民のリーダー)がサウルに油を注ぎ彼を新王とした。こうしてユダヤの民は自ら新王サウルの奴隷となったのである。そしてソロモン王の時代に神殿が構築された。既にユダヤの民は国王の奴隷であった。ユダヤの民は喜んで神殿構築の苦役に参加した。膨大な男子の苦役と税金により民は搾取された。こうして神殿は構築されたが、神なる主はこの神殿を好まれなかったのである。当時イスラエルの周辺国家民族は巨大な神殿を構築していた。ユダヤ民族もそれを妬み、真似たのであった。ユダヤ民族は神なる主の思いにそむいて、国王を選び神殿を構築した。ユダヤの神殿構築は主の思いではないのである。ユダヤの神が望んだのは主を崇め、称え、感謝する民であった。神なる主の前にすべての民は平等なのである。この平等なる民はユダヤ民族、パレスチナ人、日本人、中国人、朝鮮人、米国人その他すべて民が含まれるのである。この神なる主の思いに抵抗するものは主の民ではない。パレスチナの地において、同朋を虐殺するシャロンイスラエルと米国ブッシュの支配層は神の民と言えるのであろうか?それは極めて疑わしいだろう。近い将来に、神を冒涜し続けるイスラエルと米国支配層の破滅があるかもしれない。