(回答先: 超音波の泡で卓上核融合 米グループが成功と発表(共同) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 05 日 11:29:38)
「泡の核融合」泡と消える? 米研究者、追試に失敗
重水素を結合させたアセトン溶液中で細かい泡を音波で一気に消したら、核融合に似た反応が起きたと、米オークリッジ国立研究所の研究者らが米科学誌サイエンス8日号で報告する。「机の上の核融合か」(AP通信)など、メディアが一時色めき立ったが、同研究所の別のチームが「追試で確認できなかった」と報告。同誌は4日、両論併記の形で公表し、興奮のバブル(泡)は急速にしぼんだ。
論文によると、水素のかわりに重水素を結合させたアセトン溶液に中性子を打ち込むとともに、音波を当てたところ、中性子を核にした気泡が急速に膨らんでつぶれ、重水素2つが核融合したときにできるトリチウム(三重水素)と中性子を検出したという。ふつうの水素でできたアセトン溶液では、トリチウムや中性子は検出されなかったとしている。
液体に強い音波を当てると、圧力差から気泡ができる現象は以前から知られている。研究グループは「気泡が一気につぶれる場合、内部の温度は100万〜1000万度に達する可能性があり、核融合であってもおかしくない」と主張している。
追試チームは「同じ実験装置と、より精密な測定装置を使って実験したが、中性子発生は確認できなかった」とした。(15:07)