(回答先: 「100人の村」学級通信版の作者判明 投稿者 anoni 日時 2002 年 2 月 21 日 12:19:08)
友人が送ってくれたものをコピペしておきます。
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読売新聞(2001年2月4日)
「世界がもし100人の村だったら」出版に貢献
メール紹介者は千葉の生稲教諭
「中学校に通う長女の担任は生徒たちに、毎日メールで学級通信を送ってくださるすてきな先生です」
米国発の電子メールから生まれたベストセラー『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス刊)は、こんな書き出しで始まる。その“すてきな先生”が、千葉県市原市立五井中の国語教諭、生稲勇さん(38)だったことが、このほど分かった。世界中で転送されたメールを、生稲さんが学級通信に掲載したことでこの「前書き」が加わり、出版に際しての「決定版テキスト」となった。
生稲さんは毎日、クラスの出来事や折々の思いを書いた学級通信をパソコンで作り、生徒に配っている。「子どもと話すことが好きなのに、教科を持ちながら担任をすると生徒とかかわることがなかなか難しい」からだ。
さらに、参加者全員が書いたり読んだりできるインターネットのメーリングリストを使い、これまでの教え子らにも学級通信を発信している。紙の通信が同じ学年へ向けた「横の糸」なら、メール版は世代を超えた「縦の糸」。自分を中心に、布のように教え子たちの交流が広がってほしいと願っている。
その学級通信に『100人の村』が登場したのは、米国テロ事件の直後。米国の環境学者の新聞コラムを元に、メール転送中に世界中でさまざまに加筆され、富の配分の不公平さを考えさせる内容になったネットの口承物語を、生稲さんもキャッチした。
クラスの生徒の保護者が学級通信に感動、前述の前書きをつけて知人に転送。それがめぐりめぐって、翻訳家の池田香代子さんに届いたのが今回の出版のきっかけだった。
生稲さんは「これを読んで、生徒たちの視野が広がったと思う。ただしネットは両刃の剣。もし人を傷つける内容が流布したら大変なことになると、その功罪も教えています」と話している。
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