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「人倫の破壊者に打ち勝った証」として東京五輪開催中止を それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284539
2021/01/30 日刊ゲンダイ
彼女の、この言葉に尽きる(「日本陸上大阪2020」女子1万メートル、日本新記録で優勝した新谷仁美選手=2020年12月)/(C)日刊ゲンダイ
アメリカのニューヨーク・タイムズ(電子版)が、「東京五輪開催の望みは薄くなった」と報道。新型コロナウイルスの感染が拡大する一方、ワクチンの普及が予想より遅れていることも指摘した。
イギリスのタイムズ紙は、東京五輪中止が水面下で検討されていると報道。与党議員の話として、延期という形で「メンツを保つ中止発表の手法」を探しているとした。
これに対し政府やIOC(国際オリンピック委員会)は反発。担当相の橋本聖子は「海外メディアの話は政府の見解ではない。政府の方針は変わらず、今までどおり、IOCや組織委員会、東京都と一丸となって開催に向けて準備を進めている」と発言。
しかし開催が難しいことは誰もが知っている。要するに責任を取りたくない連中がゴマカしながら問題を先送りにしているのだ。
複数の世論調査では、国民の約8割が開催に否定的な声を上げている。政府は外国人の入国を原則禁止し主要都市に緊急事態宣言を発令。各国で感染拡大が続き、変異種の解明もされていない。日本医師会会長は、さらなる訪日外国人患者の受け入れは「可能ではない」と発言。
複数の国や選手たちが参加をボイコットする可能性も高まってきた。
「中止にしたら一生懸命練習してきた選手がかわいそう」という誘導にだまされてはいけない。出たくなくても、立場上言えない選手もいる。
こうした中、勇気ある発言が飛び出した。五輪に内定している陸上女子の新谷仁美選手は「アスリートとしてはやりたい。人としてはやりたくないです」「命というものは正直、オリンピックよりも大事なものだと思います」と発言。この言葉に尽きる。これは「人として」どうかという問題だ。
組織委員会会長の森喜朗は「あとは毎日、神様にお祈りする」「天を敬う。それしかない」。自民党幹事長の二階俊博は「スポーツ振興は国民の健康にもつながる。大いに開催できるように努力するのは当然」。
こんないかれたジジイどもの都合のために、選手と国民の命を危険にさらす必要があるのか。
菅義偉は五輪開催は「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証し」になると繰り返すが、国民の声により中止に追い込めば、人類が「人倫の破壊者に打ち勝った証し」になるだろう。
適菜収 作家
1975年生まれ。作家。近著に「国賊論 安倍晋三と仲間たち」、「ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
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