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※2020年12月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※2020年12月25日 日刊ゲンダイ2面
【記者会見、国会釈明も どうせ嘘ばかり】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) December 27, 2020
ペテン師がペテン弁明の国民愚弄
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/P5AouGln5x
※文字お越し
「国民がバカにされている。嘘をついてもどうせ忘れるだろうと。絶対許してはいけない」
安倍前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用を補填していた問題で、24日、東京地検特捜部が、安倍の公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴し、罰金100万円の略式命令が下った。検察は、安倍本人については嫌疑不十分で不起訴にした。冒頭の発言は、安倍らを刑事告発していた弁護士の憤りの言葉だ。まさにこの問題の本質を突いている。
安倍本人を聴取はしたものの、強制捜査で事務所にガサ入れすることもなく、さっさと安倍を不問にした情けない検察。それをいいことに舌を出してトンズラしようとするペテン師。彼らへの怒りは、ツイッターで「#安倍晋三の不起訴処分に抗議します」のハッシュタグが一気に拡散されるほど、大きく広がっている。
国民愚弄は捜査結果にとどまらない。24日安倍が行った記者会見も酷かった。この期に及んでよくもまあぬけぬけと、子供だましの言い訳を重ねられるものだ。検察はこんなものを信用したのか。
「私が知らない中で行われたこととはいえ、道義的な責任を感じています」
「事務所に幾度も確認し、知る限りの答弁をしたつもりだったが、結果として事実に反するものがあった」
全ては秘書が勝手にやったことだから「知らなかった」と言い張る。800人もの参加者が直接ホテルと契約して5000円の会費を払うなんて不自然な処理だと思わなかったのかと問われても、「私はそう理解していた」。なぜホテルに直接確認しなかったのかは、「秘書を信じていたので、ホテルに確認するなど考えられなかった」。
で、「私の政治責任は重い」と言うくせに、議員辞職することなく、「初心に立ち返って、研鑽を重ね、責任を果たしていきたい」とヌカすのだからア然である。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。
「責任を感じているのなら辞職すべきでしょう。秘書に罪を押し付けて、自分は『これから再出発』なんて他人事のようなことを言う。あの神経には驚くし、国民をナメていますよ。安倍氏は、秘書が事務所を辞めたと明かしましたが、秘書を辞職させることが責任の取り方なのか。一方で、『辞めた公設秘書が私設秘書になることはあるのか』という質問には答えなかった。罪をかぶってくれたから今後も面倒を見るということなのか。勝手に不正を働いた秘書なのだから、もっと怒っていいはずでしょう。全てが茶番です」
年内幕引きのスケジュールありき
会見場所は、衆院議員会館の会議室の中でもひときわ狭い部屋で、参加できたのは記者クラブ所属の社からぞれぞれ1人のみ。記者席はわずか24席しか用意されず、雑誌やフリー記者は排除された。
安倍がこんなフザケた態度を取れるのは、この桜捜査がシャンシャンの“出来レース”で推移したからに他ならない。自民党が野党から要求されていた安倍の国会招致に応じる方針に転じた先週には、早々に「招致は25日か28日」という情報が出回っていた。
政府・自民党は、桜問題の年内幕引きでスケジュールをつくり、安倍の国会招致日を想定。検察はその日程を逆算するかのように、21日に安倍の事情聴取を行い、24日安倍を不起訴とすることを決め、捜査終結に至った。予定通り、国会招致は25日だ。まるで菅政権と検察の“二人三脚”のように見える。告発した弁護士らは、「検察が安倍前首相の刑事責任逃れに手を貸したとの批判は免れない」と声明を出した。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)は言う。
「安倍前首相は『知らなかった』と言い、検察は嫌疑不十分としましたが、知らないなんてことがあり得るのか。告発した弁護士らが『検察審査会への申し立てを検討する』としています。検審でもう一度しっかり検証してもらわなければ、国民は納得できません。そうしないと、日本では政治家はシラを切り通せば、通用してしまうことになる」
息を吐くように嘘を重ねる男には証人喚問が必要 |
25日午後は、安倍が衆参両院の議院運営委員会に出席、国会答弁を「訂正」して釈明する。どうせ24日の会見と同じような嘘ばかりの言い訳で済ますのだろう。
議運委は衆参それぞれ1時間程度。野党が求めた公開の場での質疑が行われ、野党からは、桜問題の国会審議で夕食会の費用補填をめぐって激しい応酬を繰り広げた辻元清美衆院議員(立憲民主党)が質問に立つ。
辻元に、ペテンの皮を剥ぐような厳しい追及を期待するしかないが、そもそも安倍は、息を吐くように嘘を重ねる男だ。桜問題に関して国会での虚偽答弁は少なくとも118回に上ることが衆院調査局の調査で判明している。そんな嘘つきに真実を語らせるならば、虚偽の発言をしたら刑事罰に問われる証人喚問で行わなければおかしい。そうでないと発言の信憑性を担保できない。
自民党は当初、安倍の国会招致を「非公開」の議運理事会で実施するとして、野党の証人喚問要求を突っぱねていた。結局、同じ議運でも「公開」の委員会とすることで与野党が合意したわけだが、国権の最高機関をおとしめた虚偽答弁に対する自民党のぬるい対応は目に余る。二階幹事長は「党運営に十分配慮しながら、国民の信頼にこたえるように頑張らねばならない」と言うだけ。
菅首相も官房長官時代に安倍の答弁をなぞり、「(安倍)総理が答弁したことが正しい」とまで放言した共犯関係なのに、24日は「国民の皆さんに大変申し訳ない」と謝るだけ。そもそも安倍が後援者接待の場に公的な「桜を見る会」を利用していたという問題が根底にある。しかし菅は、再調査について「そうした予定はない」とスットボけて逃げる。こんなことが許されると思っている与党の神経を疑わざるを得ない。
「安倍前首相は法的責任とともに政治的責任を問われなければいけない。これは議会制民主主義の問題でもあります。国会の場で長きにわたって、平気で繰り返し嘘をついてきた。今回の弁明をもって、みそぎとしようなど許されるはずありません。本来は国会が安倍氏に対して『議員辞職』を求めるべきです。国会を愚弄した責任は、同じ政党の仲間だからとかばうような話ではありません」(金子勝氏=前出)
民主主義を諦め、過激な行動が生まれかねない
検察が腰砕けで安倍を不起訴とするのなら、国民の代表の集まる国会が徹底的に調査すべき重大事案なのだ。安倍本人の証人喚問はもちろんのこと、略式起訴となった公設第1秘書を筆頭とした安倍事務所の秘書、夕食会が開かれた2つのホテルの関係者らを国会に呼んで、安倍の弁明が真実かどうか検証するのが当然だ。
「国民の政治への信頼を損なうことになった」と安倍は陳謝したが、安倍の嘘は桜問題にとどまらない。森友に加計と、首相在任中の答弁に疑念を抱いている国民が、ただでさえ少なくないのだから、国会が本腰を入れて真相究明に取り組まない限り、国民の政治不信は高まるばかりだろう。
「安倍氏に対して自民党から離党勧告すら出てこない。国会で釈明すれば、それでおしまい、適当にやり過ごせばいいという感覚が蔓延しているのでしょう。国民の政治に対する失望は深刻さを増しています。ただ選挙に行かない人が増えるだけじゃない。検察も裁判所も巨悪を裁かない中で、通常の民主主義ではダメだと過激な行動で解決しようという考えが生まれかねない。それくらいの問題だということを安倍氏は分かっているのでしょうか」(五野井郁夫氏=前出)
潔く政界から去ることが、国民に対する最大の謝罪だ。
“118回もウソの答弁”…安倍前首相、謝罪するも 「桜を見る会」問題(2020年12月25日放送「news every.」より)
2020/12/25 【公式】日テレNEWS
国会で118回もウソの答弁を行ったと野党から指摘された安倍前首相。
25日午後、国会で安倍前首相は、夕食会の会計処理に誤りがあったと謝罪し、改めて説明すると述べました。
(2020年12月25日放送「news every.」より)
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