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菅首相「コロナ会食」に今度は田崎史郎が参加! 読売・日テレ幹部も…『ひるおび』は菅・田崎の会食事実をスルー
https://lite-ra.com/2020/12/post-5732.html
2020.12.17 菅首相「コロナ会食」に今度は田崎史郎が参加! 読売・日テレ幹部も… リテラ
TBS 『ひるおび!』12月16日放送より
どうやら、この男の辞書に「反省」の二文字は存在しないらしい。批判を浴びている「大人数での高級ステーキ忘年会」について、菅義偉首相は昨日16日夜、「国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省している」などと釈明。ネット上では「どこが『国民の誤解』なのか!?」と国民に責任転嫁した菅首相への批判がさらに高まったが、しかし、度肝を抜かれたのは、そのあとの菅首相の行動だった。
というのも、「真摯に反省」と述べたあと、なんと菅首相はその足で永田町のザ・キャピトルホテル東急に向かい、日本料理店「水簾」で横浜銀行の大矢恭好頭取、大久保千行顧問と会食。これだけ批判を浴び、さらには「反省」を口にした直後なのだから、普通は会食自体を自粛する場面だが、菅首相はそうしなかった。むしろ、5人以上の「大人数」でなければ問題ないという姿勢を押し通してみせたのだ。
その上、菅首相はまたも「はしご会食」した。しかも、問題はその面子だ。時事通信の首相動静にはこうある。
〈午後7時37分、東京・日比谷公園のフランス料理店「日比谷パレス」着。小田尚読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、粕谷賢之日本テレビ執行役員、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と懇談。〉
この面子は安倍晋三・前首相とも会食を繰り広げていた“御用ジャーナリスト”メンバーであり、内閣支持率がダダ下がりの菅首相が会食でメディアを懐柔しようとしていることはミエミエ。こうした菅首相の問題もさることながら、信じられないのは、この状況下でノコノコと総理と会食するメディア、ジャーナリスト側の姿勢だ。
本サイトでも昨日の記事でお伝えしたが、二階俊博・自民幹事長やみのもんたらとの「高級ステーキ忘年会」が批判されていた15日夜も、フジテレビの宮内正喜会長と遠藤龍之介社長が菅首相と六本木の高級ステーキ店で会食をおこなっていた。同日夕方のフジテレビのニュース番組では「菅首相の行動が物議を醸している」「(会食メンバーは)重症化リスクが高いとされる65歳以上の高齢者ばかり」などと報道していたにもかかわらず、だ。
ジャーナリストを名乗りながら、国民から批判を浴びている菅首相との会食に、恥も外聞もなく出かける……。まったくその神経を疑わざるを得ないが、とりわけ罪深いのは、「安倍応援団」から「菅応援団」へと華麗に転身した田崎“スシロー”史郎氏だろう。
田崎氏といえば、昨日16日放送の『ひるおび!』(TBS)で、菅首相の「高級ステーキ忘年会」について、「これね、あらかじめ申し上げておくとね、菅さんが招待したんじゃないですから」と言い、二階俊博幹事長が招待したものだと説明。「菅さんにすれば、党の幹事長から『来たら』と言われたら断れないと思いますね。だから政府主催じゃまったくないんです」「(二階幹事長に)誘われたら断れるかっていうと、たぶんそうじゃないんです。建前に勝てない。これね」などと二階幹事長の責任を強調していた。
二階幹事長との力関係を強調してみせても、むしろ国民にしてみれば「国民の命・健康より二階幹事長の顔色を優先させるのか」という話でしかない。だが、このような無茶苦茶な擁護を繰り出していた田崎氏本人が、まさかその夜に菅首相との会食に出かけるとは……。無論、番組中に田崎氏は「じつは今晩、会食に誘われている」などとはひと言も口にしていなかった。
一体、菅首相との会食を田崎氏はどのように正当化、あるいは釈明するのか──。気になってきょうの朝からワイドショーをチェックしたのだが、準レギュラー状態の『ひるおび!』にも『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)にも、田崎氏の姿はなし。
しかも、『ひるおび!』にいたっては、菅首相の会食問題を取り上げ、総理就任から約3カ月のあいだにおこなわれた会食が149回におよぶことまで紹介しながら、昨晩、田崎氏らと会食があったことは一切触れなかった。ようするに、ほぼ準レギュラーの言動を棚に上げ、“身内”の問題隠しをおこなったのだ。
■菅首相との会食を終えた田崎史郎は「話の内容は全部オフレコ」「取材した話、ペラペラしないでしょ」
一方、さすがに『モーニングショー』のほうは、昨晩の会食に田崎氏らが出席したことを取り上げ、店から出てきた田崎氏がマスコミに囲まれた様子を放送。そこで田崎氏は「距離はお互い1メートル以上あって、かつアクリル板がついていた」「食べているときは(マスクを)外して食べて、喋ってるときはマスクしている」などと主張し、こうコメントしたのだ。
「話の内容は全部オフレコ。君らと同じだよ。取材した話、ベラベラしないでしょ」
「取材した話、ペラペラしないでしょ」って、いま喋らなくていつ喋るというのだろう。というか、いま取材内容を明かさなくては意味がないというのに、こいつはジャーナリストとして、この状況で、何の目的で菅首相と会食したのか。
実際、田崎氏といえば、安倍政権下で「御用ジャーナリスト」と呼ばれつづけるなか、こんな反論を繰り返していた。
「今も利用されていると感じているが、利用されるかどうかはこちらの判断。『いずれ書くぞ』というのが、最大の良心でありプライドだ。言いなりの記者には視聴者の目も厳しい」(東京新聞2018年1月8日付)
「時に「安倍政権ベッタリ」などと皮肉る声が聞こえてこようとも、利用されるかどうかはこちらの判断。いずれ書くぞ、という刀を懐にして取材するのが僕の最大の良心であり、プライド。真相を知らずに外から批判するだけでは、何も変わらない」(毎日新聞2019年10月18日付)
「聞いて、それをすぐに書けないときもありますよ。書けないときがあってもそれを溜めておいて、いずれ書くぞ!という気持ちをつねに自分で持ってることが大事だと思うんですよ。僕はそうやってやってきた」(『ひるおび!』2020年5月21日放送)
しかし、「いずれ書く」と言いながら、田崎氏はその「書けない話」をついぞ書かず、ワイドショーに出演しては安倍官邸が「流してほしい話」「書いてほしい話」だけを垂れ流してきた。そして「菅応援団」へと鞍替えした田崎氏は、会食を「取材」と呼びながら、菅首相がコロナ対応についてどう考えているのか、その成果を国民に明かすにはいましかないこのタイミングで「取材した話、ペラペラしないでしょ」などと開き直り、準レギュラー化している『ひるおび!』にも出演しなかったのである。
肝心なときに何も喋らない人物が、ワイドショーに解説者として出てくる意味などまるでない。そのことがはっきりと証明されたようなものではないか。
■有働由美子『news zero』に単独出演しコロナ失政を専門家に責任転嫁した菅首相、裏では日テレ幹部と会食
それにしても、田崎氏のみならず、渦中の菅首相と会食した読売新聞の小田尚氏や日テレ執行役員の粕谷氏、フジテレビの宮内会長と遠藤社長といったメディアの政権への擦り寄りには呆れ果てるしかない。
しかも、今回の会食問題で、すでにメディアは菅官邸にいいように利用されている。
実際に、昨晩、菅首相は日テレの『news zero』にVTR出演し、有働由美子キャスターの単独インタビューに登場。この局面で国会が閉じられていること自体が異常なのだが、本来は国会で説明すべき問題であり、さらには正式な記者会見をおこなうべきであることは言うまでもない。それを菅首相は御用メディアへの単独出演で逃げた。さらには、このインタビューでも菅首相はコロナ失政を専門家に責任転嫁する始末だった。
しかし、一方の有働キャスターは手ぬるい追及に終始。一応、スタジオコメントでは、菅首相が「専門家の判断」という言葉を約15分のインタビュー中に13回繰り返したことを指摘した上で「その専門家で言うと、先月20日に『GoToトラベル』の見直しを提言している」と苦言を呈し、「(国民に)届く言葉はなかったように感じました」などと批判的にまとめたが、それは本人に厳しくぶつけなければ意味がないだろう。
東京都では本日、新規感染者数が822人にもおよび、菅首相の「勝負の3週間」は大失敗に終わったにもかかわらず、国民に対してしっかり説明もせず、性懲りもなく会食に出かけつづける。この国民をバカにしきった菅首相の態度に対し、いまこそメディアやジャーナリストがその責任を徹底して問わなければならないのはほかでもない。なのに、よりにもよってメディアやジャーナリストが仲良く会食し、その内容も明かされることはないという体たらく……。これを異常と言わずして、なんと言えばいいのだろうか。
(編集部)
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