http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/680.html
Tweet |
https://mewrun7.exblog.jp/29319214/
2020年 12月 06日
この記事では、先週、よかったと思ったニュースを2つ。<2段構成で>
一つは、横浜市立大の調査によれば、新型コロナウイルスに感染した人のうち、98%の人の体内に半年後も感染を防ぐ抗体が残っていることがわかったことだ。(^^)
海外では、感染者の抗体が2〜3ヶ月しか持たないという調査結果も出ていたので、「え〜っ?それじゃあ、一度コロナになっても、下手すると1年に何度もコロナにかかっちゃうことになるじゃん」「これだとワクチン打っても、2〜3ヶ月しか効かないってこと?」と悲観的な話をしていたのだけど・・・。ちょっとホッとしたりです。(・・)
<この抗体の残存率の高さも、日本人が持っているファクターXのお陰なのかな〜?>
『「半年後も感染を防ぐ抗体、コロナ感染者の98%に」海外の研究報告を覆す結果 横浜市立大
新型コロナウイルスに感染した人のうち、98%の人の体内に半年後も感染を防ぐ抗体が残っていることが横浜市立大学の調査で分かった。調査にあたった研究者は、ワクチンや治療薬の開発にも応用が期待できるとしている。
横浜市大は2月から5月に感染した376人を対象に、「中和抗体」という感染や重症化を防ぐ抗体が回復後もいつまで体内に残っているかを調査した。その結果、重症や中等症の人は100%、軽症や無症状は97%、平均して全体の98%の人に半年後も「中和抗体」が残っていたということだ。
体内に入ったウイルスは表面の突起が細胞にくっつき細胞の中に侵入する。体内にウイルスが入るとたくさんの種類の抗体ができるが、ウイルスの突起にくっつき細胞への侵入を防ぐことができるのは「中和抗体」だけ。これまで海外からは「抗体は早い段階で消える」などの研究報告があったが、今回の調査結果はこれを覆す形となった。
ただ、中和抗体があっても感染する恐れがゼロになる訳ではなく、横浜市大はマスクなどの対策は続ける必要があるとしている。(ANNニュース20年12月2日)』
* * * * *
上の記事にもあるが、海外の調査では感染者の多くが、数ヶ月しか抗体が残らないという報告がなされていたのだ。
『中国、ドイツ、英国などで行われた予備的な研究では、新型コロナウイルスに感染した患者は免疫システムによる防御の一部として抗体をつくることがわかったが、これは数カ月しか持続しないようだ。
「新型コロナウイルスに感染したほとんどの人は抗体を作るが、これは急速に衰えていくことが多く、感染後数カ月で免疫がほとんどなくなることを示唆している」と、英インペリアル・カレッジ・ロンドンのダニエル・アルトマン教授(免疫学)は述べている。(ロイター20年7月15日)』
『【ロンドン時事】英大学インペリアル・カレッジ・ロンドンは27日、新型コロナウイルスに感染後に回復しても、抗体が3カ月で急減するとの研究結果を発表した。国民の多くが回復して免疫を持つことで感染を収束させる「集団免疫」が、新型コロナでは獲得できない可能性がある。』『調査では、抗体の減少傾向はすべての地域、年齢層で観察された。18〜24歳のグループでは14.9%の減少となった一方、75歳以上のグループでは39%も減少した。また、医療従事者では減少が見られなかった。』(時事通信20年10月28日)
* * * * *
最初にもチョット書いたけど、これも日本人の身体の中に、ファクターX的な要素があるからなのかな〜。<mewはモンゴロイド説+αの支持派なんだけど。中国人は数ヶ月だと言ってるし。う〜ん。日本人に特有な感じで、遺伝子レベルなのか、過去の感染によるものなのかわからないけど、何か抗体っぽいものがあるのかな?(@@)>
<関連記事『日本人や東アジア人がコロナに感染しにくいのは、モンゴロイド(黄色人種)だからなのか』>
コロナの抗体が1年持つのか、一度かかれば再感染しにくくなるのかなどに関しては、今後の調査の結果を待つしかないのだが。できれば、せめて季節性インフルエンザのように1年は抗体が持って欲しいものだ。
ただ、欧米はじめ他国の人も抗体が長く持ってくれないと、結局、世界での感染拡大は止められないわけで。その分、いいワクチンが早くできてくれればと願っている。(**)
<今国会で国民がコロナ・ワクチンを無料で接種できるという法案が成立したのだけど。ワクチンの効き方や副作用の出方も、欧米人と日本人では異なるかも知れず。どこのワクチンが日本人に向くのか、その辺りも、きちんと見極める必要があると思う。日本国内で、日本人に適したワクチンが早く開発されればいいな〜とも思う。(++)>
もう一つ、よかったと思うのは、大飯原発(福井県)に関して、画期的な判決が出たことだ。"^_^"
福島原発の事故の後に決められた新規制基準に基づく設置変更許可を取り消す司法判断は初めてのことだ。
『大飯原発の設置許可取り消し 規制委判断「不合理」―原発訴訟で初・大阪地裁
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)をめぐり、想定される地震の揺れ(基準地震動)が過小評価されているとして、福井県など11府県の住民127人が原子力規制委員会の設置変更許可処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、大阪地裁の森鍵一裁判長は4日、「規制委の判断には不合理な点がある」と述べ、処分を取り消した。
東京電力福島第1原発事故を教訓に改められた新規制基準に基づく設置変更許可を取り消す司法判断は初めて。規制委は他の原発も同様の手法で審査しており、判決は大きな影響を及ぼしそうだ。
森鍵裁判長は、原発の安全対策を定めた新規制基準について、想定を超える規模の地震が発生する可能性を考慮するよう求めていると指摘。地震の規模については、平均値ではなく、平均より大きくなる「ばらつき」も考慮すべきだとした。
その上で、規制委は「ばらつき」などによる想定の上乗せを検討しなかったと述べ、審査過程に「看過しがたい過誤、欠落がある」と判断。関電の変更申請に対する規制委の許可処分を「審査すべき点を審査していないので違法」と結論付けた。
訴訟で国側は、耐震性は余裕を持って設計されており、仮に基準地震動を超える地震が発生しても安全機能を直ちに喪失することはないと主張していた。(時事通信20年12月4日)』
* * * * *
ただ、原発を含む原子炉施設の運転差し止めや設置許可無効を認めた司法判断は、今回の大阪地裁判決で8件目となるのだけど。いずれも上級審で覆るなどし、確定した例が一つもないのである。(-"-)
<やっぱ高裁や最高裁は、原発政策全体への判決の影響力も考えちゃうんだろうけど。最近は、もしかして政府への忖度度合いが大きいのかも?(~_~;)>
『運転認めない司法判断8件目 原子炉施設、確定はゼロ―大飯原発
原発を含む原子炉施設の運転差し止めや設置許可無効を認めた司法判断は、今回の大阪地裁判決で8件目となる。2011年の東京電力福島第1原発事故以降では6件目だが、いずれも上級審で覆るなどし、確定した例はない。
核燃料サイクル開発機構(現日本原子力研究開発機構)の高速増殖原型炉もんじゅの設置許可無効確認を住民が求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部は03年1月、請求を退けた一審判決を取り消した。今回の大阪地裁判決と同様、国の安全審査に疑問を呈した判断だったが、05年5月に最高裁が破棄、住民側敗訴が確定した。
北陸電力志賀原発2号機については、06年3月、金沢地裁が住民の請求を認めて運転を差し止めたが、判決は二審で取り消され、住民側の上告も棄却された。
福島原発事故後では、福井地裁が14年5月に出した関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め命令が名古屋高裁金沢支部で取り消された。同じ関電の高浜原発3、4号機については15年に福井地裁、16年に大津地裁が運転差し止めの仮処分決定を出したが、いずれも異議審などで運転を容認された。
四国電力伊方原発3号機については、広島高裁が17年12月、巨大噴火で火砕流到達の可能性があるとして、運転差し止めの仮処分を決定。決定が取り消された後の20年1月、同高裁は活断層や火山の影響を重視し、再び運転を差し止める決定を出したが、四国電が異議を申し立て、審理が続いている。(時事通信20年12月5日)』
* * * * *
自民党政権は、もともと原発政策を進めて来た&今も電力会社とべったりである上、各地の原発マネーにも関わっている議員が多いので、なかなか原発政策の見直しができずにいるのだけど・・・。
もともと反原発だった河野太郎氏や、反原発運動をしている元首相の父が「息子もわかっているはず」と言っている小泉進次郎氏のような閣僚クラスの議員が、首相の顔色ばかり見ていないで、もう少し積極的に脱原発に関する発言をして欲しいと思うし。
<河野氏は行政改革担当大臣だし。小泉氏は環境大臣なので、そのような発言をするチャンスが結構あるはず。>
最近、何か、国民の方も原発問題のことを忘れてしまっている感じがあるのだけど。何より国民がもっと脱原発の意向を示して行くことが必要ではないかと改めて思ったmewなのだった。(@_@。
THANKS
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK277掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK277掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。