http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/626.html
Tweet |
不仲の菅と小池「GoToを止めるな!」で利害一致の国民愚弄
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282106
2020/12/02 日刊ゲンダイ
「決断」しない2人(会談後、各々に会見する菅首相と小池百合子都知事=右)/(C)共同通信社
互いに「自分ファースト」の会談でしかなかった。菅首相と小池都知事が1日、急きょ、首相官邸で面会。その“成果”といえば、「Go To トラベル」の都発着分について、65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人への自粛を呼び掛けるだけ。誰がどう考えても「何を今さら」で、完全に国民をバカにしている。
◇ ◇ ◇
「3密」で流行語大賞の“名誉”をひっさげ、勇んで官邸に乗り込んだ小池知事。その割には、全く意味のない会談だった。
重症化リスクがある高齢者や基礎疾患のある人は、言われずとも既に自粛を心がけている。小池知事に近い都政関係者ですら「今、自粛を呼び掛ける意味があるのか」と首をかしげるほどだ。
小池知事は会談終了後に都庁でぶら下がり取材に応じ、当初は「一定期間、利用停止」を要請したことを明かした。その強い決意が一変。「いろいろ考え、『自粛』という結論に至った」という。ホンの20分の会談で、すっかりトーンダウンしたわけだ。
「小池知事は東京除外について、『国が責任を持って判断すべき』と発言し続けてきた。『利用停止』の取り下げは自分の発言に縛られ、『国の判断に従います』と言うしかなかったということ。もっと言えば国にゲタを預け、『私は責任を取らない』ということでしょう。また、1日のぶら下がりでは『キャンセルの手続きなどは国から(対策が)出てくると思う』と発言。都が独自に利用停止を決めると、キャンセル料などを負担することになりかねない。財源不足の折、ない袖は振れないという事情もあります」(都庁記者)
1日、東京・お台場海浜公園内の水上に再びお目見えの五輪マークモニュメント(C)共同通信社
東京五輪が念頭に |
もはや「都民ファースト」は小池知事の中では死語。無責任ぶりは目に余るが、菅首相も似た者同士だ。
「Go To」事業の“生みの親”として、「自らの判断で都を除外すれば、自分の失政を認めることになる」(官邸事情通)。だから、いまだ「Go To」に固執しているのだ。さらに気になっているのは、来夏の東京五輪だろう。
「今、対策を強化しすぎると、世間は『やっぱり五輪どころじゃない』という雰囲気になる可能性がある。ただでさえ開催が危ぶまれているのに、それだけは避けたいということ。そこは小池知事と菅首相は同じ思いだろう」(永田町関係者)
結局、「不仲」とされる菅首相と小池知事だが、互いに「Go To を止めるな!」で利害が一致。
その結果が笑止千万の「Go To」自粛要請だ。
「自ら推進したGo Toを取り下げるのは、菅首相のメンツにかかわるのでしょう。一度、決めたことをやめると、自らの『権限』『権力』までが弱体化する。菅首相はそういう考えの持ち主に見えます。小池知事も、都のトップとして『Go Toは停止する』とハッキリと言うべき。それができないのは、自らの判断で経済に傷をつけてしまうことを恐れているからでしょう。現在、日本の感染状況は都市部を中心に待ったなしです。五輪を成功させたいなら、今はむしろ厳しい対策を決断すべき。2人とも人命の重さを理解していないのではないか」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
決断できない「自分ファースト」の2人のせいで、今後もコロナ禍は収まりそうにない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK277掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK277掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。