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社民党の体たらく…2大政党制どころか1強多弱、分裂まで 中村敦夫 末世を生きる辻説法
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281595
2020/11/20 日刊ゲンダイ
社民党の福島瑞穂副党首(C)日刊ゲンダイ
「社民党分裂」という新聞の見出しを見て驚いた。
「まだ議員がいたのか」
調べると、数十年前と変わらぬ旧社会党の老人たちの名がある。連合に合同しなかった自治労の固定票を頼りに、細々と命をつないできたようだ。
「♪昔の名前で出ています」という歌が聞こえてきそうだ。
旧社会党には戦後、2大政党の片翼を担った由緒がある。
ところが、細川内閣が成立し、政治改革の目玉として「小選挙区制」の導入が審議されると、党の意見は二分された。賛成派は白票で、反対は青票を投じる。白票は連合系の議員、青票は市民派のリベラル議員たち。青票派の反対理由の第1は小選挙区制は、多数の死に票を生み、似たような2大政党をつくる。第2は第3の政党や新党の登場を阻むという点である。そうなると、政治家の個性や多様性がなくなり、大政党のどちらに風が吹くかだけが重要になる。
危機感を抱いた社会党青票派は自民党と組み、参議院で法案を否決した。
そのままにしておけば、法案は葬られる運命だった。
ところが、ここで珍事が起きた。社会党委員長を経て、衆議院議長に祭り上げられた土井たか子。彼女は参議院で否決された法案を、衆議院に持ち帰り、自民党と話をつけて成立させてしまったのである。
小選挙区制になれば、人気低迷の社会党が惨敗するのは見えていた。本来、体を張っても阻止すべきだったのに、議長の座に未練があったのだろうか、細川政権への忖度を優先させた。
これが、2大政党どころか、現在のような1強多弱の横暴、怠慢、腐敗の独裁政権を呼び込む元凶となった。
実際に衆議院選が近づくと、新党さきがけを脱退した若手が、民主党結成に走り、社会党連合系の議員が大脱走して野合した。こうして雑居ビルのような2大政党の片割れが誕生した。
選挙で大負けした社会党は、数人の小党に転落した。事実上の政治的臨終だった。その後、社民党と党名を変え、「村山政権」がデッチ上げられたが、葬儀を飾る花束でしかなかった。
政治が曖昧で、格差だけが拡大している現状は悲惨だ。新自由主義を、これ以上のさばらしたら、とんでもないことになる。今、人々が望んでいるのは、環境経済を目指す、21世紀型の堂々たる社会民主主義政党ではないのか。
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