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日本学術会議の会見で露呈…気になる追及野党との“温度差”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280706
2020/10/30 日刊ゲンダイ
優しい会見(中央が梶田隆章新会長、左が小林アドバイザー)/(C)日刊ゲンダイ
梶田隆章新会長(東大卓越教授)の下、今月1日に日本学術会議第25期がスタートしてから、約1カ月。菅首相の任命拒否により6人の欠員が続いている。学術会議は今月2日、菅首相宛てに任命拒否の理由と6人の任命を求める「要望書」を提出しているが、明確な回答はない。
29日会見した梶田会長は「学術会議にとって青天のへきれきというべき事態。運営や活動に著しい制約となっている」と語った。任命拒否された6人はすべて人文社会系の第1部(定員70人)に所属予定だった。橋本伸也第1部長(関西学院大教授)はこの日、学術会議を訪れた井上信治科学技術担当相に直訴。「1割が欠け、健全な活動が妨げられている。(是正されなければ)政府との信頼関係が損なわれ、役割を果たすことが困難にならないか危惧している」と窮状を訴えたが、井上氏は「首相に伝える」とかわした。
要望書を1カ月近くも無視され、運営にも支障を来しているのに、梶田執行部の姿勢はぬるま湯だ。
立憲民主党の枝野代表は28日の代表質問で任命拒否を「違法」と断じた。一方、当事者の学術会議は「異常状態」や「青天のへきれき」との表現。会見で「違法と思うか」と問うと、小林傳司アドバイザー(阪大名誉教授)は「法を解釈する立場にない」と答え、梶田会長は「第1部で70名の会員が必要ですが、まだ6名が任命されていません。ぜひ任命をしていただきたい。それだけです」と行儀がいい。
狡猾政権VSお人よし学者集団
菅政権は任命問題を棚に上げ、学術会議の“組織改革”にすり替える気マンマン。梶田会長は「未来志向の対話を行う上で、任命問題が大きな妨げになることは伝えている」と強調したが、こぶしを振り上げない。任命拒否問題が動かなかった場合の組織改革を問われると「組織の議論が進んでいるが、任命問題とは別によりよいものにする改革はやっていきたい」と答えた。
おいおい、それじゃあ任命問題が「妨げ」になっていないと認めるようなものだろう。狡猾で駆け引き上手な菅政権vsお人よしの学者集団――。後者には世論の後押しがもっと必要か。
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