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9月 13, 2020 日々雑感(My impressions daily)
<新型コロナウイルスの感染拡大防止策として政府が求めてきたスポーツイベントなどの参加人数制限が、19日から緩和されることになった。厳しい制限下で運営を余儀なくされてきた劇場などの関係者やファンは歓迎する一方、感染収束が見通せない中の緩和に戸惑いや不安の声も聞かれた。
イベント開催を巡っては、緊急事態宣言が全面的に解除された5月25日以降に制限が段階的に緩和されてきた。9月19日からは感染対策を前提に、収容人数1万人超の施設を使った大規模イベントは現在の5000人の上限を外し収容人数の「50%」まで入場可能に。1万人以下の施設では、5000人の上限は維持しつつ、歓声や声援が少ないと想定される演劇などでは満席にすることも認める。
「緩和の方向性が示されたことはありがたい」。12日に約半年ぶりに公演を再開した劇場「博多座」(福岡市博多区)の井上孝和総務部長は喜んだ。この日は「今年に入ってお客さんの前で歌うのは初めて」という演歌の大御所、北島三郎さんが舞台に立ち「コロナを乗り越え、頑張りましょう」と呼び掛け、大きな拍手を受けた。
九州最大級の演劇専用劇場で定員は約1500人。12日は前後左右の間隔を空けたが、緩和後は満席での公演も可能になる。井上氏は今後の対応は未定としつつ「収益も違うし、客席をフルにした方が演者もやりがいが出て舞台が盛り上がる」。公演に訪れた福岡県粕屋町の主婦(71)は「不安はあるが足を運びたい。万全の感染対策を講じてほしい」と語った。
観客を上限5000人としてきたプロ野球。19日以降の上限は球団ごとに判断するが、大幅な増加が見込まれる。12日に約4万人収容の福岡ペイペイドーム(福岡市中央区)であったソフトバンク―西武戦に来た福岡市東区の前田美穂さん(43)が「応援席が閑散としているのは寂しかった。少しでも活気が戻るのはうれしい」と話す一方、同市南区、会社員の沼田美之さん(56)は「これから観戦者が増え、密になるのが心配だ。もっと段階的に緩和してもいいのではないか」と疑問を呈した。
県外客を多く受け入れてきた観光地にも期待と不安が交錯する。長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボス(HTB)は8、9月には数万人の来場が見込まれた花火大会を中止。屋内のアトラクションも受け入れ人数を減らして対応するなど通常営業にはほど遠い。担当者は「来場の機会が増えることは良いが、規制の緩和によって感染状況も変化すると思う」とコメント。今後のイベント展開は手探り状態で「感染防止対策に努めて柔軟に見直していきたい」と話した>(以上「毎日新聞」より引用)
第三の波を呼び込むようなものではないか。新型コロナウイルスの感染拡大防止策として政府が求めてきたスポーツイベントなどの参加人数制限が、19日から緩和されることになった、という。
感染経路の分からない感染拡大が主流になりつつある中での観客数制限の緩和だ。劇場などでクラスターが発生したなら、患者数は膨大な数になりかねない。そうした危険を犯すのなら、当然前提条件が付与されなければならないはずだ。
たとえば感染希望者は全員がPCR検査を行って、陰性である診断結果の証書を持参して入場を許可されるなどの措置を取るべきではないか。人の命に係わる感染症の予防対策をしっかりと講じた上での緩和を実施すべきではないか。
近々「GO TO トラベル」に東京を含めるそうだが、素直な気持ちでは地方で暮らす者は来て欲しくないと思う。観光業者は歓迎かも知れないが、落ち着いている感染患者数が跳ね上がりはしないかと不安にならざるを得ない。
これからコロナウィルスの流行節を迎える。もちろんインフルエンザのことだが、ウィルスの構造的には武漢肺炎ウィルスと同じコロナウィルスだ。だから初期症状は酷似している。
発熱や咳などの症状でインフルエンザか武漢肺炎かの判断はつきにくい。しかしインフルエンザの流行期を迎えるため、恐らく沈静化している武漢肺炎もぶり返すのではないか。その季節を前に武漢肺炎の感染拡大防止策を相次いで緩和するのは如何なものだろうか。まずは「検査と隔離」を徹底して実施すべきではないだろうか。
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