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<2>職務怠慢を棚に上げ司令官を演じる「コロナのたぬき」 小池都知事の「仮面」を剥ぐ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/277781
2020/08/26 日刊ゲンダイ
やってる感&演出は得意だが実効性なし(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ
「ロックダウン(都市封鎖)」などの強い言葉を連発して「やってる感」を演出するのは得意だが、実効的なコロナ対策実施を怠ってきたのが政権追随型の小池都政だ。
「37度5分以上の発熱が4日以上続いた場合に検査、それまでは自宅待機」という方針を示した安倍政権に小池知事は追随、早期PCR検査を独自に始めた仁坂吉伸和歌山県知事を見習わなかった。
自宅待機中に新型コロナウイルスが重症化して亡くなった女優の岡江久美子さんは、仁坂氏が都知事なら早期検査でアビガン投与などの治療を受けて命が救われたのではないか。こう思いながら小池知事に声をかけたのは5月8日。会見終了直後、「知事、(PCR検査までの)4日間の縛り、すぐに撤回しないのか。岡江さんもすぐに検査していたら助かったのではないか。知事の怠慢ではないか」と聞いたが、無言のまま立ち去った。
政権追随の小池都政は後手後手の対応を招いてもいた。五輪延期決定前は安倍首相と足並みを揃えて「予定通り開催する」と楽観的見通しを述べるだけで、お花見シーズンの3月の3連休も外出自粛要請をしなかった。翌月の感染拡大の一因となったが、延期決定後は一転、臨時会見を頻繁に開いてメディアに露出、危機的状況を語るようになった。自らの職務怠慢を棚に上げ、突然、感染拡大防止の先頭に立つ“司令官”であるかのように大変身した小池知事は、「コロナのたぬき」と呼ぶのがぴったりだ。
志村けんさんも、手厚い休業補償をしなかった小池都政の犠牲者といえる。日本のコロナ対策の欠陥は自粛要請と十分な休業補償がセットになっていないこと。英政府の、飲食店に300万円給付、従業員給与も10月末まで8割補償、法人税の支払い猶予とは雲泥の差があった。日本でも英国並みの休業補償をすぐに実施していれば、「コロナで客が来なくなっても俺が来る」と話していた志村さんが夜の街を飲み歩く必要はなかったに違いない。4月10日の会見終了後、小池知事に「(都の休業)協力金50万円は少なすぎるのではないか。英国では300万円ですよ。こんな額では店を閉められないのではないか。なぜもっと手厚い休業補償を安倍首相に求めなかったのか」と声掛け質問をしたのはこのためだ。
怠慢都政の隠蔽・改ざんも横行。都立墨東病院の慢性的なマスク不足を放置するだけでなく、都のホームページで「マスク確保」と大嘘発信、院内感染による医療崩壊(4月18日に新規患者受け入れの原則禁止)を招いた。
マスク不足をいち早く発信していた医療ジャーナリストの伊藤隼也氏は「こんな体制で1カ月も続ければ、院内感染が出ないわけがない」「都は見殺しにした」と批判。「小池都政はデタラメです。殺されないうちに、次の都知事選挙について真剣に考えるべき」と呼びかけてもいた。
「自分(選挙)ファースト・都民二の次」が小池都政の実態なのだ。=つづく
横田一 ジャーナリスト
1957年生まれ。『漂流者たちの楽園』で1990年にノンフィクション朝日ジャーナル大賞を受賞。政官業の癒着や公共事業・原発問題などを取材。主な著書に『トヨタの正体』『政治が歪める公共事業』『亡国の首相 安倍晋三』『新潟県知事選でなぜ大逆転が起こったのか』『検証・小池都政』『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』など。
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