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8月 16, 2020 日々雑感(My impressions daily)
<小泉進次郎環境相は15日、インド洋モーリシャス沖で起きた貨物船「わかしお」の座礁事故で燃料油が流出した問題に関し、「生物多様性の損失につながる重大な危機と受け止めている」とし、近く専門家と環境省の職員を現地に派遣する意向を示した。
小泉環境相は「モーリシャスはサンゴ礁などの生物多様性の宝庫。その恵みで漁業、そして観光を営んで経済をなりたたせている国であり、コロナ禍に加えての打撃となって、死活的影響を受けることになる」との認識を示した。そのうえで、事故の民事上の対応については当事者間の問題だが、環境破壊が現場の最大の問題となり、現場のニーズも高まっている今、「当事者である日本企業はもとより、環境省としても他人事でなく、傍観してはならないと考えている」と述べた>(以上「REUTERS」より引用)
小泉環境相は「モーリシャスはサンゴ礁などの生物多様性の宝庫。その恵みで漁業、そして観光を営んで経済をなりたたせている国であり、コロナ禍に加えての打撃となって、死活的影響を受けることになる」との認識を示したというが、モーリシャスに緊急派遣の人員が6人でしかないことをどのように捉えているのだろうか。
言葉と行動が伴わないのは安倍自公政権の特徴だ。安倍氏は何度も「責任を痛感」したが、何の行動も示していない。再発防止策も何も支持していない。いつまで経っても公務員によるメモの廃棄や内部文書のシュレッダーが起きている。
なぜ座礁事故を起こした日本企業の幹部を官邸に呼んで、事故経緯の事情聴取や対応策などを指示しないのだろうか。それとも官邸は夏休みで、誰もいなかったのだろうか。
そしてたった6人の派遣とはいかなる判断だろうか。なぜ海上自衛隊の艦艇などを派遣して海上流出油の回収などに従事させないのだろうか。離礁させる際に油が再流出する可能性が極めて高いことはこれまでの経験から分かっていることだ。
小泉氏が環境大臣としてモーリシャスの環境に強い危機感を持っているなら、直ちに防疫して現地へ飛ぶべきだ。記者を前に何を言っても自由だが、口先番長の安倍自公政権の悪しき伝統だけは受け継がないように。
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