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いまだにPCR検査拡充できない安倍内閣
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2020年8月 4日 植草一秀の『知られざる真実』
迷走に次ぐ迷走。 貴重な税財源がドブに捨てられるような使い方をされている。 未来に対する明確なビジョンも描けない。 安倍内閣の賞味期限は完全に切れて、単なる有害物質に変わりつつある。 政権の刷新を国策として推進する必要がある。 コロナ問題が顕在化したのは本年の1月。 1月23日に中国政府は武漢市を封鎖した。 台湾政府は昨年12月31日に武漢市での異変を察知してWHOにも警告メッセージを送っている。 台湾政府は年初からコロナ対応を進捗させ、1月23日には武漢市からの入境禁止措置を取った。 これに対して安倍首相は武漢市が封鎖された翌日の1月24日に、在中国日本大使館のHPを通じて、中国国民に春節の休みを利用しての訪日を呼びかけた。 私は本ブログ1月25日付記事 「常に後手に回る政策対応が日本崩壊の主因」 https://bit.ly/3adaWlX に 「安倍内閣は利権まみれの東京汚リンピックを推進しているが、新型肺炎の感染拡大によって東京汚リンピックが開催中止に追い込まれる可能性も否定し切れない。 危機意識の乏しいトップの対応が、多くの問題を引き起こす。 日本国内で感染が拡大するリスクを否定できない。 内外の経済活動にも重大な影響が広がるだろう。」 と記述した。 日本のコロナ対策は3ヵ月の後れを取った。 3月1日には東京マラソンを実施。 3月20日には聖火到着式まで強行した。 ギリシャのアテネではコロナ感染拡大で聖火リレーが中止されていた。 3月24日に東京五輪延期が正式に決定されるまで安倍首相は五輪を7月に開催するつもりでいたのだ。 現在の日本の状況を見れば、安倍首相の状況判断力欠落は明白だ。 2月3日にダイヤモンド・プリンセスが横浜港に帰港した。 横浜から出港したクルーズ船が帰港したもの。 下船した乗客がコロナに感染していたことが判明した。 ところが、安倍内閣は3711人の乗員乗客のうち、273人にしかPCR検査を実施せず、全員を2週間、船内に監禁した。 その結果として、ダイヤモンド・プリンセスは洋上培養皿と化して史上空前の悲劇の舞台になった。 感染症対策の基本は「検査と隔離」である。 検査を拡充して感染者を特定して隔離する。 これが感染抑制の基本である。 ところが、安倍内閣はいまなおPCR検査の拡充を実現しない。 安倍首相は2月29日の記者会見で、 「かかりつけ医など、身近にいるお医者さんが必要と考える場合には、すべての患者の皆さんがPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保いたします」 と述べたが、半年近くたっても、いまなお、検査の拡充は実現していない。 4月上旬に1日の新型コロナウイルスによる死者数が500人を数えたニューヨーク州では、州内750ヵ所に24時間体制の無料PCR検査施設を整備した。 その結果、7月22日には死者ゼロになった。 ドイツでも1日18万件のPCR検査が行われている。 ところが、日本ではいまなお、1日当たり検査能力は3万件強しか確保されていない。 しかも、PCR検査には保健所の承認が必要で、十分な症状があるか濃厚接触者でなければ検査を受けさせてもらえない。 この要件を満たさずに検査を受けるには1回あたり3万円程度の費用を自費負担しなければならない。 役に立たない利権マスクに巨額の税金を投入するなら、PCR検査拡充に国費を投入するべきだ。 安倍首相は5月25日に 「わずか1ヵ月半で感染をほぼ収束させた。日本モデルの成功」 と述べたが、完全なお笑いネタになった。 7月22日には、感染が急拡大するなかで巨額の税金を投入して旅行を推進するGoToトラブルキャンペーンを始動させた。 その一方で8月のお盆休みの帰省自粛要請を検討しているという。 支離滅裂の極み。 安倍内閣の除去が最優先されるべきコロナ対策である。 |
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