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(御用組合)連合の正体見たり都知事選
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2020年6月28日 植草一秀の『知られざる真実』
東京都知事選の投票日まで残り1週間になった。 小池氏有利の報道が相次ぐ。 2012年以降の選挙で共通の情報操作の側面がある。 「勝ち馬に乗る行動」と「あきらめて選挙を棄権する行動」を促進する情報操作である。 ただし、客観情勢として小池氏が有利であるとの事情もある。 当選者が一人しか出ない選挙では、政治主張を一にする勢力からの候補者を一人に絞り込むことが重要になる。 小池氏は安倍自公陣営の候補者である。 安倍自公の支持者が有権者の25%を占める。 この人々は雨が降っても槍が降っても選挙に行く岩盤層だ。 「今だけ金だけ自分だけ」の「三だけ教」信者。 安倍自公を支援することが現世利益に直結するから、必ず選挙に行く。 投票率が5割まで低下すれば、25%の票は投票総数の半分を占有することになる。 敵陣営が複数候補を擁立すれば楽勝になる。 今回選挙では小池都政を終焉させる勢力から二人が出馬した。 宇都宮健児氏と山本太郎氏だ。 6月27日にネット上の討論会が開催されたが、宇都宮氏と山本氏の公約には共通点が多い。 (出典:東京新聞) 宇都宮氏と山本氏の二人を同時に支持する主権者が多数存在する。 現在の有権者の支持状況を踏まえれば、小池都政を終焉させるには「小池都政を終焉させる勢力」が大同団結して連帯する必要がある。 しかし、その陣営から二人の候補者が出馬した そのため、小池氏が圧倒的に有利になっているという現状がある。 事態を打開するには「戦略的投票」が必要になる。 宇都宮氏と山本氏の二人の候補者のうち、優勢な候補者に投票を一本化するのである。 接戦情勢が作られていないから、すでに選挙への関心を遠ざけてしまった有権者が多数存在する。 しかし、選挙では諦めた方が敗北する。 最後の最後まで全力を尽くすことが重要だ。 選挙戦中盤の情勢を踏まえて、「小池都政を終焉させる」ことを求める主権者がいずれかの候補者に投票を集中させる必要があると判断される。 情勢調査には不確かな面があるが、現時点で得られる情勢調査結果では宇都宮氏が山本氏にややリードしているように見受けられる。 山本氏に対する支持には熱いものがある。 しかし、山本氏の出馬表明は遅れた。 本当に都知事選勝利を目指すのであれば、十分すぎる時間を生かして、反小池陣営の候補者一本化のための作業を積み重ねる必要があった。 その形跡が十分見られぬなかで、宇都宮氏の出馬表明から大きく遅れて山本氏が出馬を表明した。 このために、山本氏に対する支援がやや盛り上がりに欠く状況になった点を否めない。 今回都知事選では連合が小池氏の支援を行っている。 「連合の正体見たり都知事選」 という状況だ。 国民民主党は宇都宮氏を支援していない。 国民民主党が「隠れ自公」の正体を鮮明に示しつつある。 れいわ新選組の政治主張は共産党、社民党の政治主張と近い。 立憲民主党にも「隠れ自公」の色彩が含まれてはいるが、それでも国民民主党ほどではない。 次の衆院総選挙を睨んでも、安倍政治に明確に対峙する勢力の結集、大同団結が求められる。 中選挙区制であれば、独自の主張を貫き、一定の勢力を確保することも可能になるが、現行選挙制度は小選挙区が軸になっているため、「小異を残して大同につく」連帯が選挙での勝利に欠かせぬ条件になる。 れいわ新選組は共産党、社民党、立憲民主党のなかの優良勢力と連携することが次の衆院選対策としても重要になる。 都知事選は東京都の首長を選出する選挙である。 衆院総選挙のためのデモンストレーションではない。 都知事選に勝利する「勝利の方程式」を示さなければ東京都の主権者の心には響かない。 残り1週間になったが、宇都宮・山本票を一本化して勝利を目指す主権者の「戦略的対応」が強く求められる。 |
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