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2020年 06月 21日
今回もプチPCによるプチ記事で
6月18日、東京都議選が告知された。当日には過去最多の22人が、立候補の届け出を済ませたという。投開票日は7月5日だ。
22人の候補者のお名前は*1に書かせていただく。<都知事選はある種のパフォーマンスになっている感じもあるのだが。ドクターさんやマックさんとかの常連さん出て来ないと、ちょっと寂しくも思えたりもして。^^;よく知らないけど、興味深い主張をしている人もいるし。「あらー(>_<)」という候補者も。>
申し訳ないが、このブログは主要5名の候補者のことを中心に書くつもりだ。<mew的には、Nの人も主要に入れなくてもいいんだけどな。(-"-)>
* * * * *
主な候補者は届け出順に、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)。
今回、まず着目すべきなのは、政党による推薦、支持がバラバラだということだ。
自民は独自候補の擁立を断念して自主投票とし、公明とともに、小池氏を実質的に支援する。野党は立憲民主、共産、社民は宇都宮氏を支援する一方、れいわ新選組の山本氏が告示3日前に出馬を表明し、一本化できなかった。日本維新の会は小野氏を推薦した。国民民主は自主投票とした。
*****
小池氏に関して言えば、自民党内はかなり複雑なのだ。(~_~;)
自民党は、自主投票なのだが。何故かNHKは、わざわざ毎回「自民党は事実上の自主投票ですが、二階幹事長は小池氏を支援する考えを示しています。また、公明党も推薦や支持は出しませんが小池氏を実質的に支援することにしています」と説明している。。
自民党は、都連は推薦、支持せず自主投票にすると決めたのだが。小池百合子氏とかねてから親しい二階幹事長が、本部は小池氏を支援すると明言。安倍首相も、コロナ対策、五輪対策で協力すべきことが多いことから、3月頃から小池氏の再選を容認している。
小池百合子氏は、前回16年の知事選で、自民党に籍をおきながら、自民党都連が擁立した候補と戦い圧勝して知事の座をゲット。翌17年の都議選では、小池氏率いる都民ファーストが圧勝し、自民党は議席大幅減の都議会野党になってしまった。
それゆえ都議会で野党として小池知事を批判しまくっている自民党都議団や関係者は、小池氏を支援する気になれず。前回、小池氏に痛い目にあわされた東京都連の国会議員(下村博文、萩生田光一、石原伸晃氏とか)も、小池氏のことを快くは思っておらず。
何とか小池氏に勝てる有力候補をと探し回っていたのだが。残念ながら、有名かつ有力な人からはOKがとれず。<コロナ渦や五輪パラがあるので、そちらで忙しい人も多い。> 自民都連は、やむなく自主投票にしたのだが。都議や市町村議員、関係者は積極的に支援する気持になっていないようだ。
元自民党と思っている人もいるかも知れないが。小池氏の場合、出身は細川護煕氏が作った日本新党。そこを皮切りに93年に連立政権を組んで、自民党を下野させたわけで。出だしが自民党の敵だったのである。
その後は、まさに「政界渡り鳥」と呼ばれているように、新進党→自由党→保守党→保守クラブ→自由民主党(細田派→無派閥)→都民ファーストの会→希望の党/都民ファーストの会→都民ファーストの会と移って来たのだ。
自民党にいたのは02年末から16年ぐらいで、そこそこ目立っていたのだが。安倍首相よりは石破茂氏に近いこともあって、安倍政権では冷遇された感じが。<それが都知事選出馬のきっかけにもなったかも。>
また、自民党にずっといる議員、特に当選回数の多い議員、安倍首相の仲間たちは、小池氏を自民党の同胞とみていないところがある。
<自民党は一度、党を離れた人には厳しい。かつて河野太郎氏が総理大臣になれなかったのも、今、石破茂氏が総裁選の議員票が集まらないのも、一度、離党したことが響いていると言われている。・・・その点、二階俊博氏は、新進党、自由党に行きながら、総裁に準ずる党TOPの幹事長を最長で務めているのだから、類まれな存在なのかも。よくも悪くも手練手管がスゴイのね。>
公明党は、小池知事が公明党側の重要な要望、政策を了承してくれるなら、一応、支援するだろう。<創価学会の本部が東京にいるので、知事とはタッグを組んでおきたい。>
それより、本来は、立民党、国民党の支持母体である連合東京が、何と小池氏の支持を表明したのには驚いた。<都は超大手企業の労組、電力企業の労組が強いからね〜。^^;>
* * * * *
宇都宮氏は、前回は野党陣営に頼まれて出馬をとりやめたのだが。今回は早めに出馬を表明。立民党、共産党、社民党が支持を決めたのだが。。。
国民新党は、やや左派、かなりリベラル的な宇都宮氏の思想、政策には合わないようで、野党共闘はせず、自主投票することに決めた。ただし、国民の小沢一郎氏、原口元気氏などは、宇都宮氏を応援すると公言している、
<宇都宮氏は「地味が売り物」みたいに言っていた来たけど。最近は目立ったもん勝ち、パフォーマンスで勝負の風潮が強い中、mew個人は本当はこういう地道な活動をする人をもっと評価する社会であって欲しいと思っている。>
国民新党は、もともと小池希望の党ゆえ、小池シンパもいるし。山本太郎派もいる様子。また維新と勉強会を始めたグループもいるので、小野氏を支援する人もいるのかもしれない。
実は当初、野党側は、国民新党の小沢一郎氏の提案もあって、山本太郎氏を野党共闘候補に擁立することを計画。これがうまく戦って、次の衆院選につなげようとしていた。
そこで、小沢氏自身も山本氏本人や各党党首の間にはいって話をまとめようとしたのだが。立民とは、脱原発で合うものの、消費税5%などの山本氏の主張と合わなかった様子。
<立民党の須藤元気氏は、山本氏を支持したいので、離党すると言い出している。>
また、もともと山本氏は、もし出馬するなら『れいわ新選党』を前面に出して、自分たちが考える政策をそのまま主張したかったようで。野党統一候補になるのは断ったのだが。告示日直前になって、れいわ代表で出ることに決めたという。
この山本氏の演説や存在が注目を浴びるのは間違いないと思うのだが。この出馬によって、宇都宮氏など野党側が目立たなくなってダメージを受けるのか、多少は小池氏にもパンチを入れて小池票を食うことができるのか、ビミョ〜な感じがしている。この辺りは、もう少し活動を見てみたい。
元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)っていうのは、たぶん今、注目されているみたいな吉村大阪府知事とか鈴木北海道知事を見て、同じ路線を目指すのに、ここで名を売っておこうと考えたのだろうけど。
たぶん、もともと保守系で、半分「よ党」で若い力を重んじてくれる維新に支援を要請したのだろう。
実際には、次の都議選か熊本知事選、または次の衆院選あたりを狙っているのではないかと察する。(・・)
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一応、5人の候補の第一声をきいてみよう。
『新型コロナウイルスへの不安が続く首都東京。そのかじ取りを担うリーダーを決める都知事選が18日、告示された。現職に21人の新人が挑む構図となった選挙戦では、感染症に立ち向かう手立てだけでなく、来年夏に延期された東京五輪・パラリンピックのあり方も議論される。1千万人を超える有権者に選ばれるのは誰か。来月5日の投票日に向け、17日間の舌戦が始まった。主な候補者5人の第一声は次の通り。(届け出順)
■「五輪中止でいい」 れいわ新選組代表、山本太郎氏(45)
コロナ災害の間、いろんな人の声を聞いた。ホームレスになったばかりの人がたくさんいた。コロナ禍は災害として認められるべきだ。都知事は国に対して災害指定することをなぜ強く求めないのか。全国の知事と力を合わせ災害指定を求めていくのは絶対に必要。東京が沈没すれば全国に波及する。それを食い止める。私が都知事になったら、すぐに全都民に10万円を給付する。第2波、第3波では『補償なき自粛』になるだろう。その際にはもう一度10万円を給付する。学生は1年間授業料を免除にする。エッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)は戦場に送られているのと同じなので、危険手当として1日2万4千円を出す。総額15兆円の損失補償を行い、生活を底上げしていく。五輪は中止でいいと思っている。特効薬がないと開催できない。責任は持てないとIOC(国際オリンピック委員会)にはっきりと言うべきだ。(JR新宿駅南口)
■「都民の未来守る」 小池百合子氏(67)
新型コロナウイルスの感染第2波への備えとして、万全の医療・検査体制の確保を進めている。都民の命と健康を守り抜くことを最優先に、経済活動への支援も強化していく。この4年間、都民の信頼と期待を原動力として『東京大改革』を進めた。待機児童数は3年間で6200人減少した。国に先駆けて都独自の受動喫煙防止条例も制定した。コロナ対応で事業者には最大100万円の協力金を出した。多摩・島(とう)嶼(しょ)の自治体への交付金も過去最高の金額になった。都民ファーストの都政、情報公開の徹底、賢い支出。これらを柱とする東京大改革は着実に進行している。今回、バージョンアップした『東京大改革2・0』を掲げ、立候補した。『東京の未来は都民と決める』をスローガンに、都民の命を守り、稼ぐ東京、人が輝く東京、都民ファーストの視点での行財政改革、構造改革を進めていく。都民の未来を守るため、闘い続ける。(インターネット上で動画配信)
■「命や暮らし重視の社会を」 元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)
多くの都民に背中を押され立候補した。個人としては3度目の挑戦。コロナ災害に伴う自粛要請や休業要請で多くの都民が仕事や住まいを失い、生活が脅かされている。今回は一人一人の生存権がかかった選挙だ。政策は、第1にコロナ感染症から都民の命を守る医療体制の充実と、自粛要請などに伴う補償の徹底。2番目は都立病院などの独立行政法人化を中止し、充実強化を図る。第2波に備えるため、これらを整備する。五輪も、感染症対策の専門家が開催困難と判断した場合、国際オリンピック委員会に中止を働きかける。中止で浮いた予算はコロナ災害で被害にあった都民の救済に充てる。カジノ誘致計画も中止する。カジノはギャンブル依存症の拡大、多重債務問題の再燃など悪影響を及ぼす。人の不幸の上に経済成長をはかることはやってはいけない。今こそ都民の命や暮らし、人権が重視される社会が求められている。(東京都新宿区の都庁前)
■「行政能力、私しかいない」 元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)
コロナ禍で東京は一番苦しんでいる。感染者の抑え込みが最もうまくいっていないのは東京だ。的確でピンポイントの対策をして経済最重視で復活させる体制が整っていない。(東京アラート発動で)レインボーブリッジが赤くなることで都民が不安になれば、経済全体が冷え込むだけ。東京もコロナを機に変わらなければいけない。隣県を含めた周辺の都市から、丸の内や新宿に人が集まる状態が放置されている。テレワークも進んでいる今がチャンスだ。この環境変化を生かし、サテライト都市(衛星都市)で子育てや介護が必要な人が安心して働き、暮らしていける環境をつくっていく。副知事を務めた熊本県政では自分の携帯番号を公開し、県民の誰からかかってきても話を聞き、必要があれば店や自宅にうかがった。私は全くの無名だ。しかし小池(百合子)氏に勝つことができる行政能力を持っているのは私しかいない。(東京都新宿区の歌舞伎町)
■「飲食業、イベント業守る」 NHKから国民を守る党党首、立花孝志氏(52)
争点はコロナ対策だ。都内でコロナで亡くなったのは、多くは高齢者だ。自粛は感染者数ではなく、死者数で考えるべき。次の波が来たときは高齢者で自粛をしたい人だけを隔離すればいい。これまでは過剰な自粛だった。飲食店やイベント関係の仕事をしている人は休業を余儀なくされ、死活問題だ。学校の一斉休校もそうだ。子供たちは亡くなっていないのに、教育を止めていいのか。小池(百合子)氏は『密』になる電車を止めなかった。満員電車を解消するには、ラッシュ時間帯に運賃を上げればいい。定期券だから無理だという批判があるが、ICチップが入っているので利用者ごとに料金を請求できるはずだ。NHKのスクランブル化が実現するまでには時間がかかるが、少なくとも受信料を払っていない人を守る。頭のよい人間、正義感のある人間に政治をしてほしいと思う人は、清き賢い一票を私に入れていただきたい。(東京都新宿区の都庁前)(朝日新聞20年6月18日)』
*****
山本氏は国政政党の代表でもあるので、国政の話も持ち出して批判することがあるようだ。
『30分間に及ぶ演説では、現在の国や都を巡るコロナ対応が不十分であると強調。現職の小池氏については「『密です』とか『ディスタンス』は分かっとるわ、そんなこと。毎日テレビに出るならば、国に対して必要な支援を伝え、声を大きくすることが重要じゃないですか」と“小池批判”を繰り出した。
安倍政権のコロナ対応にも「やる気がない」と一刀両断。「安倍さんが何をやったって何もやってないに等しい。ゴミみたいなマスクとめちゃくちゃ遅い10万円」と、配布までに時間がかかった“アベノマスク”と特別定額給付金をバッサリ切り捨てる“山本節”を披露。多くの通行人たちが足を止めた。(デイリースポーツ20年6月19日)』
本当は、まずは都政の話が大事なのだけど。山本氏には、安倍自民党批判もどんどん展開して欲しいと、ひそかに期待しているmewなのである。(^-^)
THANKS
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