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【来るのか「女帝」が引きずり降ろされ断罪される日】再選ならば虚無の都民 臆面もない電波利用、コロナ利用の現職知事が空疎なキャッチフレーズで都民を煙に巻く白日夢のような選挙戦 小さな業績、大きな混乱 やることなすこと「行き当たりばったり」(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/5JnIcVLBZL
— KK (@Trapelus) June 19, 2020
都知事選展望 来るのか「女帝」が引きずり降ろされる日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274837
2020/06/19 日刊ゲンダイ ※タイトルは紙面による
熱戦に期待(左上から時計回りに、山本太郎、宇都宮健児、小池百合子、小野泰輔の4候補)/(C)日刊ゲンダイ
4年前に鳴り響いた「百合子コール」の熱気が嘘のような静かな船出だった。都知事選告示の18日午前10時、現職の小池百合子知事は都庁7階の大広間で「第一声」。約12分間にわたり、「都民の都民による都民のための都政を確立していきたい」などと一方的に語り終えると、「じゃあ、そういうことで」と切り上げ、サッサと会場をあとにした。
第一声を上げた主要候補のうち、取材に応じなかったのは小池のみ。新型コロナウイルス対策を含む公務を優先。街頭演説はしない方針で「密を避ける」「オンライン選挙にチャレンジ」とカッコつけても、本当は聴衆からの批判の声とそれに伴うイメージ悪化を避けているだけではないのか。
4年前は「ドン」が支配する自民党都連を利権まみれの悪の組織とみなし、自分を“都民の敵”と闘うヒロインのように印象づけ、大勝。ずうずうしくも「ジャンヌダルク」と自称したが、化けの皮がはがれるのも早かった。
五輪施設整備費に切り込むも、大山鳴動してネズミ一匹。大幅削減には至らなかった。「立ち止まって考え」た築地市場の豊洲移転問題も、3年前の都議選直前に唐突に打ち出した「築地は守る、豊洲は生かす」の方針は言いっ放し。
方針決定過程をたどれる文書の不存在が判明すると、「AIだから」「人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めた」と意味不明な言葉で開き直った。結局、市場機能を残して「守る」はずだった築地跡地は、今や「カジノ誘致先の有力地」との意見が根強い。
小さな業績、大きな混乱
「待機児童ゼロ」「満員電車ゼロ」など「7つのゼロ」の公約も「達成ゼロ」。「都内の空き家を保育士に現物支給」「満員電車は2階建て列車で解消」とも口にしたが、それも実現していない。そもそも本人に本気で実行する気持ちがあったのかさえ、疑わしい。
つまり、やることなすこと「行き当たりばったり」。その象徴が2017年の衆院解散に合わせて立ち上げた「希望の党」騒動だ。「女性初の総理」の野心を抱いた小池は都知事でありながら党首に就任。旧民進党をたった1日で解党させると、合流議員を高飛車な態度で選り好み。小池は「排除」発言で墓穴を掘り、総選挙で惨敗したが、旧民進党分裂のしこりは今回の知事選でも尾を引いている。
時事芸人のプチ鹿島氏は16日のオンラインイベントで「小さな業績、大きな混乱」と、小池都政の4年間を評していたが、正鵠を射た指摘だ。
「結局、この4年間で何をしたの? 小池知事が街頭に立たないのは、現職候補なら当然の実績評価から逃げているだけだと思います。マトモな感覚の持ち主であれば、とても人前には出られない状況かもしれません」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
むろん、都庁の“女帝”がそんな「恥」の概念など持ち合わせていないのは言うまでもない。
あざとい演出(小池百合子公式HPから)
片腹痛い代理店丸抱えの引きこもり選挙 |
それでも小池が今回の知事選で優位に立っていられるのは、新型コロナの“たまもの”だ。衆院選の惨敗以来、「死んだ目」をしていた小池が急に息を吹き返したのは3月の3連休直後から。東京五輪の1年延期が決まった途端、頻繁に緊急会見。「ロックダウン」「オーバーシュート」「感染爆発 重大局面」と力強い言葉を次々と繰り出し、人々の耳目を集めた。
ついには小池出演のCMまで民放に流れるようになり、つぎ込んだ都民の血税は約9億円。小池は「自分の出演」を放映の条件にしたとも報じられた。臆面もない電波利用にコロナ利用である。法大名誉教授の須藤春夫氏(メディア論)はこう言った。
「自分がどう振る舞えばマスコミ受けするのか。小池知事は元キャスターだけにメディア戦略にたけています。中身度外視の強烈なフレーズで注目を浴び、露出機会を増やし、感染拡大の陣頭指揮に奮闘する『やっている感』を自己演出。4年間の失政を後景に退け、“ふわっとした民意”を掴むことに成功しました。大手メディアは彼女の選挙の事前運動に手を貸したようなものです」
よみがえった女帝にひれ伏すように、自民党は対立候補の擁立を断念。都連も推薦を準備したが、小池は散々頼りにしてきた二階幹事長をも袖にした。週刊文春の最新号によると、小池は二階の側近を通じて「自民党都連からいじめられたので、推薦のお願いはしません」と伝えたという。
時の権力者を利用するだけ利用して利用価値がなくなれば即、ポイ捨て。ノンフィクション作家・石井妙子氏の著書「女帝 小池百合子」に幾度も出てくるエピソードだが、この話題の書があぶり出した学歴詐称疑惑や虚言に満ちた過去に小池は戦々恐々だ。
来夏開催を目指す唯一の主要候補
18日も都内で41人の陽性反応が確認されるなど、解除した途端に感染者急増の「東京アラート」のパフォーマンスにも批判が広がる。小池の都合だけで、19日から休業要請を全面解除して平気なのか。盤石に見えた選挙戦に綻びが生じていることも、彼女がオンラインの“安全地帯”に逃げ込む要因だろう。
そんな彼女が頼るのは、やはり印象操作だ。18日、公式ホームページ上に配信した動画はカネと手間をかけた立派な映像。弱者に冷たい女帝のイメージを払拭するように、小池は子供に絵本を読み聞かせ、台所で包丁を握るなど必死で「優しい女性」を演じる。しらじらしい姿が噴飯モノの「代理店丸抱えの引きこもり選挙」である。
「公約に掲げた『東京版CDC(疾病対策予防センター)の創設』も単なる思い付きですよ。宇都宮健児、山本太郎両候補が街頭で訴えるように、小池知事は保健所の数を減らし、都立病院の独立行政法人化の方針を打ち出し、コロナ禍の医療逼迫を招いたのです。CDC創設など、どの口が言えるのでしょうか」(五十嵐仁氏=前出)
空疎なキャッチフレーズで煙に巻く白日夢のような選挙戦。まともな都民であれば「小池だけは絶対ダメ」だが、大メディアが、またまたPR機関に成り下がらないかが心配の種だ。
大手紙はそろって五輪スポンサーで、主要候補のうち来夏の五輪開催を目指すのは小池のみ。実際、4年前の都知事選を取り上げたテレビ番組の放送時間は約78時間と同時期の参院選の約2倍に及んだのに、今回は鳴りを潜めている。
「五輪の来夏開催でひと儲けを狙う大手メディアにすれば、小池知事に五輪を人質に取られた構図です。『小池の乱』が注目された前回はワイドショーも有力候補を討論会に招いたものですが、今回はその予定すらないようです。報道の量が減り、争点の掘り下げが不足すれば現職が有利となる。メディアはあえて都知事選を取り上げないことで、小池知事をアシストするのでしょうか」(須藤春夫氏=前出)
東京五輪に関し「ブラックボランティア」の著書がある作家の本間龍氏はこう言う。
「メディアの『公平性の壁』を熟知した小池知事のオンライン選挙です。街頭に立たず論戦を避ければ都知事選の話題を取り上げにくい。それでもSNS上で五輪開催の争点化が盛り上がれば、さすがにメディアも動く。五輪延期に伴う数千億円もの追加費用は、医療の充実や待機児童対策に振り向けるべきです」
女帝が引きずり降ろされ、断罪される日は来るのか。前回の朝日新聞の出口調査によると、無党派層の約5割、旧民進支持層の約3割、共産支持層でも約2割の票が小池に流れた。彼らが4年前の不明を恥じれば都知事選の行方は変わってくる。女帝再選ならば、多くの都民は虚無を生きるハメになる。
【写真】小池百合子は再選へ余裕の 都知事選注目候補の第一声
【写真】都知事選に出馬表明 山本太郎氏の熱弁を連写
#小池ゆりこに物申す#女帝小池百合子#学歴詐称#オイ小池
— 干城 (@X1i7L76ZBD6A8xt) June 19, 2020
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