http://www.asyura2.com/20/senkyo271/msg/387.html
Tweet |
【コロナ内部告発】防護服とN95マスクを着けさせない病院 公共交通機関マヒの恐れも
https://tanakaryusaku.jp/2020/04/00022728
2020年4月8日 11:59 田中龍作ジャーナル
コロナ感染者が収容されているとされる12階は、部外者が行けないようになっていた。=都内、撮影:田中龍作=
東京・渋谷区内の大規模病院に新型コロナウイルス感染の陽性患者4人と検査結果待ちの6人がいることが分かった。計10人は肺炎の症状が出ている、という(5日現在)。病院関係者が田中に明かした。
10人がこの大規模病院に入院したのは4月2日。近隣のクリニックから回ってきた。
第2種・感染症指定医療機関の同病院に隔離病棟はなく、陰圧室も2床しかない。感染症認定医師、看護師は一人もいない。
コロナ患者を搬送する看護師にN95マスクと防護服を着用させていない。(6日時点)
看護師たちは「怖くて仕方がない」と同僚間で話している、という。
院内感染は避けられない状態となっている。
外来患者待合室。コロナ感染者の病棟と隔離されておらず、医療スタッフも行き来する。=都内、撮影:田中龍作=
病院の性格上、利用者の10%(毎日50〜100人)が現役の鉄道マンだ。彼らは自分が通う病院にコロナ感染者がいることを知らない。
鉄道マンとりわけ運転士や車掌に感染者が出れば、列車の運行に支障をきたすようになる。
ある運輸区に1人でも感染者が出れば、運輸区の全員が自宅待機となるからだ。運輸区は路線の運行要員を賄う。運輸区が機能不全になると—
たとえるならこうだ。山手線の運転士を総武線に充当することはできない。路線ごとの特質やクセがあるからだ。
国土交通省令は、事前に5回、路線を走ることを義務づけている。「線路見習い」という制度だ。
あるベテラン運転士は「いきなり別の路線は走れない。ヘタすれば脱線もありうる」と困惑した表情で話す。
運輸区の全員が自宅待機になっているような緊急時に「線路見習い」をしている余裕はない。公共交通機関はマヒすることになる。
病院総務課は田中の問い合わせに対して「病院内部のことはお話しできない」として電話を切った。
=都内、撮影:田中龍作=
悲劇を引き起こしたのは安倍首相の無責任な発言だった。
「緊急時には感染症指定医療機関の病床を最大限動員し、5,000床を超える病床を確保いたします」。(2月29日、安倍首相記者会見)
隔離病棟もなく陰圧室も数えるほどしかない病院が、キャパを超えて、新型コロナウイルス感染者を受け入れる。起こるべくして院内感染が起きる。上記の大規模病院のケースは氷山の一角だ。
医療界に病床確保の圧力がかかる。忖度もある。医療崩壊はカウントダウンに入っていると言ってよい。
何のための緊急事態宣言だったのだろうか。
〜終わり〜
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK271掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK271掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。