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(回答先: それでも補償のない人は仕事に出かける/政界地獄耳(日刊スポーツ) 投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 4 月 07 日 16:50:05)
緊急事態宣言と言うが。買い物など出ることは可能で、スーパー等は殆ど変化なし。買い物かごの取っ手等接触感染対策をしていない店や、ハンドスプレー消毒を客が出来ない店もある。国や県が何かできると言うなら、消毒薬を全店舗に配り、接触感染予防に努めるべきでは。
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「大根欲しい」が命取りになる 失敗から学ぶロックダウンへの備え
津山恵子 | ジャーナリスト、フォトグラファー
4/5(日) 10:33
https://news.yahoo.co.jp/byline/tsuyamakeiko/20200405-00171580/
*買い物に行った後捨てられるマスクや手袋のゴミが増えて問題化している〔画像略〕
「今は、自由が欲しいです」
と、TOKYO FMにニューヨークからの生放送中、言ってしまった。そう、新型コロナウイルスは、これまで当たり前に享受していた「自由」を私たちから奪った。
ニューヨークは4月4日現在、出勤禁止・自宅待機令のもと14日目。3月1日に1人だった州内の感染者数はいまや13万人超。アメリカ最大都市ニューヨークではほぼ10分に1人が死亡する「爆発的感染」の震央だ。私の近所も朝から晩まで静まり返った街に救急車のサイレンの音しかしない。
今、無性に大根おろしが食べたい。以前だったら、大根一本のために買い物に行った。しかし、今はそれが自殺行為になりかねない。スーパーは密閉空間だし、人との間隔を180センチあけていても、ウイルスは外よりは濃い密度で空気中に漂い、商品の上にも付着している可能性は高い。大根だけを買いに行く「自由」はもうない。(注:感染防止に全米で、他人とは180センチの「社会的距離」を保つことが厳しく指導されている)
ニューヨークでは通常、人と目が合ったらニコッとする。かわいい子供を見たら「キュートね!」と声をかける。犬を連れている人がいたら「かわいい!名前は?」と会話する。でも、もう笑顔の人はどこにもいない。笑顔を作ってみてもマスクで見えない。笑みを交わす「自由」すらもうない。
もっと深刻なのは、新型コロナに感染し、入院しても家族も友人も付き添えない。死の間際も誰も側にいない。愛する家族、親しい友人の「最期」に立ち会う、あるいは立ち会ってもらう「自由」はもう当面ない。
もし日本で、ロックダウン(ニューヨークのような自宅待機)になり、「自由」を奪われた状況に対し、どう準備したらいいのか。私の失敗をもとに、ここに記しておきたい。
自宅待機の状況は、ロンドンの友人、小林恭子さんが詳しく書いており、ニューヨークも同様なので、それを是非参考に。
(失敗1)生鮮野菜を十分に買わなかった
最初の買い出しをしたのは、自宅待機令(3月22日)に入る前の20日。お味噌、納豆、お豆腐、お米など毎日食べるものを多めに買った。ところが、スーパーに行くことが「命取り」になるかも、という認識がまだなく、野菜は「なくなったら買えばいい」と十分に買わなかった。食べきりのつもりで、冷凍さえしなかった。
いよいよ、野菜がなくなった時は、すでにスーパーに行くのが多少怖くなっていた。小さなパン屋ですら「店内に2人まで」と入場制限しており、混んでいないことはわかっていたが、買ってきたものも表面を消毒しないといけないことを学んだからだ。
フレンチレストランを解雇された近所の友人が分けてくれた、レストランからの冷凍された野菜スープなどで何日かしのぎ、たまらずスーパーに行ったのが3月30日。
スーパーの様子は一変していた。
20日に行ったのは日本食スーパーで、なぜかアメリカ人の年配男性につかまり、「揚げはどこ?」「ごめんね、梅干しは?」などと尋ねられて、商品を素手で取って「はい、どうぞ。なに作るんですか」「ちらし寿司とお稲荷を作りたいと思ってね〜」などとのんびりしていた。
30日は、近所のミレニアルがよく行く、有機野菜などが豊富な巨大スーパー。健康志向が異常に強いミレニアルのこと、皆マスクにビニールの手袋、カートやカゴに触れないように、布のエコバッグを複数持ってきて、レジに行く前に商品をそれに入れている。多くの人が触れるカートを避けるだけでなく、プラスチックの上ではコロナウイルスは3日間生きているとされるため、レジ袋を店員からもらいたくないからだ。
平時であれば、ミレニアルがこだわる有機野菜やナチュラル食品は人気だが、常備的な缶詰やトイレットペーパー、洗剤などはやや割高なため、手付かずだった。しかし、今はほとんどの棚は空になっていた。私のように楽観していた人たちが、買いだめのセカンド・ウェーブを起こしている。
この際、野菜をすぐに調理するものと、冷凍して保存するものに分けて計画を立て、自宅で書き出し、それを買ってきて、ひと安心した。あと1週間は大丈夫だろう。
(失敗2)意外なものがなくなる
自宅待機に入って、歯磨きチューブが切れそうになった。バンドエイドが切れた。キッチン洗剤が少なくなった(水を足した)。化粧用コットンも少ない。
これもいつもはなくなった時に都度買っていたものだ。改めて、家の中を歩き回り、切れたら困るが切れそうなものをリストアップした。
自宅待機に入る前に、毎日使うものを調べ、向こう1カ月〜1カ月半切れたら困るものを洗い出してから、買い物に行くのをお勧めする。
繰り返すが、一つの品だけを買いに店舗に行くことが、特に高齢者や持病がある人、呼吸器系が弱い人にとって、明暗、いや生死を分けるからだ。
友人が「書い忘れた」ものをFacebookで聞き出してまとめたところ、いろいろと意外なものが出てきた。常備薬、電池、お気に入りのアロマ、ゴミ袋(家族で3食自宅だとゴミがいっぱい出る)、生理用品、石鹸、フロスなど歯のケア用品(歯医者にいけなくなる)、ヨガマットなど。
ただし、1カ月超もてばいい。買いだめをする必要はない。
(失敗3)当初、自分が人にウイルスをうつす可能性があるという前提をしなかった
人間は、いい気なもので、「自分は感染しない」「今健康だから大丈夫」と思いがちだ。正直、私もそうだった。
最後に180センチ以内で、肘バンプをしたりして人と接したのは3月20日。それから2週間以内の4月3日までに症状が出なければ、そして感染を避ける行動をしていれば、自分はそれで安全なのだと思っていた。なんと愚かなことか。
その後、外出をしている限り、どこでウイルスに感染しているか、症状がなければわからないからだ。
自宅待機が始まって6日目に、ニューヨーク圏在住日本人女性9人でZOOMでお茶会をした。そこである友人がこう言った。
「私は自分も感染しているかもしれないという前提で行動しています」
家族のために、宅配や買い物で買ったもの、郵便物は、玄関の外で箱や封筒から出し、郵便物の中身までアルコールで消毒してから家族に渡すという。
買ってきたものをどうやって消毒・除菌するかは、YouTubeでも紹介されているし、CNNで有名なグプタ医師も同じことを奨励している。私はお茶会ののち、これを実施し始めた。
コロナウイルスは、'''段ボールの上で1時間、金属・プラスチックの上で3日間生存する。布の上ではまだ不明だ。
'''
つまり、買い物に行って何か商品と接触するたびに、万が一の可能性だが、ウイルスが付着している可能性があるという。買ってきたもの、スマートフォン、鍵、財布など、外で触れたものは、手袋をしてワイプやアルコール消毒液で全部拭く。
それだけしていても、私はどこでウイルスを気管などに入れてしまったか分からない。感染していて、他の人に接触すれば、感染させる可能性があるということだ。
今、自宅待機14日目だが、今後1カ月〜1カ月半は覚悟している。ニューヨーク州のクオモ州知事は、感染カーブのピークが「7−21日」で来るとした。彼が使っている研究機関の予測モデルでは、ピークは4月15日に来る。トランプ大統領も、180センチの「社会的距離」をおくのを4月末までとした。
ピークを過ぎて下降線の時に、自宅待機を解くと、人々がどっと街に出て「二次感染ピーク」が起きる可能性も非常に高い。新型コロナが人々が通常生活を再開することで感染しないという確信が持てるまで、自宅待機が解かれないと思う理由だ。
◎精神的支えは、人間と声を出して話すこと
毎日続けているFaceTimeインタビューで、20年以上、米軍兵だった男性と話した。彼曰く、
「パニックにならないことだ。冷静に考えて、自分に必要なものだけを自分の周りに集めよう」
確かにそうだ。私は、自宅待機への備えに失敗したが、スーパーに行くと、誰もが大型カートに缶詰や冷凍食品、トイレットペーパーなどを山積みしている。それを見ると、いつもは使わない豆の缶詰などを思わず買いそうになる。
結局、失敗から学んだのは、通常食べないものは食べない、生鮮野菜は食べたい、だから買うべきだった、ということだ。
「自分に必要なものだけを自分の周りに集めよう」。然り。
その中には、友人というネットワークもある。私は毎日、3人は友人に電話かFaceTimeするようにしている。
初めて話す取材先とのビデオもある。でも、人と話していると、自然と笑顔になる。いろいろな「自由」が奪われているが、テクノロジーがある限り、人と語り合える。これが一番の支えだろう。
だから、「ご無沙汰していていまさらどうだろう」などと思わないで、思い切って電話したりするのがいい。
私たちの最後の幸せは人間とのつながりだ、と痛感している。
●津山恵子
ジャーナリスト、フォトグラファー
ニューヨーク在住ジャーナリスト。「アエラ」「ビジネスインサイダー・ジャパン」などに、米社会、経済について幅広く執筆。近著は「現代アメリカ政治とメディア」(共著、東洋経済新報 https://amzn.to/2ZtmSe0)、「教育超格差大国アメリカ」(扶桑社 amzn.to/1qpCAWj )、など。2014年より、海外に住んで長崎からの平和のメッセージを伝える長崎平和特派員。元共同通信社記者。
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午後に日テレを見ていたら、テリー伊藤氏が「買い物かご感染」の事を云い始めていた。
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