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国民は干上がる 瀬戸際、正念場が長期戦になった衝撃<上>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271131
2020/03/30 日刊ゲンダイ
「瀬戸際の状況」と会見する安倍首相と人が消えた週末の東京・銀座(C)共同通信社
この期に及んで自分の言葉なし、見通しに科学的根拠なしに国民は戦慄 |
新型コロナウイルスの感染拡大に拍車がかかる中、安倍首相は28日、3回目の会見を開いたが、国民の不安を和らげるどころか、むしろ絶望感を広げたのではないか。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)は言う。
「安倍首相はメニューを並べるだけで、具体的な内容を示さない。財政支出15兆円を含む事業規模56兆円を充てたリーマン・ショックを上回る経済対策をまとめると言いますが、国民に何がどう回ってくるのか分からない。米国は2兆2000億ドル(約237兆円)の予算を組み、個人に最大1200ドル(約13万円)の直接給付で生活の下支えに乗り出していますが、日本は出し渋り。企業を潤わせても国民全体が潤う国ではないのに、相変わらず企業優先、株高優先の発想です。初期に感染者が確認された国にもかかわらず、どの国よりも対応が遅いと言わざるを得ません」
今回も冒頭、20分間の独演会。手元のペーパーと左右両サイドに設置されたプロンプターを順繰りにギョロ見しながら、準備された原稿を棒読み。テレビの向こうの国民に語りかけることはなく、ただただ仰々しい言葉だけが躍る。
「私たちはこの恐ろしい敵と不屈の覚悟で闘い続け抜かなければならない」と大仰なセリフを吐き、外出自粛などで低迷する経済対策については「かつてない強大な政策パッケージを練り上げ、実行に移す考え」。治療薬やワクチン開発をめぐっては、「日本だけでなく、世界中を未曽有の不安と恐怖が覆う中で、日本は持ち前のイノベーションの力で、希望の灯をともす存在でありたい」と情緒たっぷりだ。
それでいて、終息の見通しを問われると、「いつコロナとの闘いが終わるのか、終息するのか。いま答えられる、現時点で答えられる世界の首脳は一人もいないのだろうと。私もそうです」とドヤ顔。「ギリギリ持ちこたえている」と繰り返す根拠については「専門家の先生たちが言ったから」。
諸外国に比べ、日本はPCR検査数が圧倒的に少ない。そのため、海外メディアが実態を反映していないのではないか、とたびたび指摘しているのだが、肺炎による死者はCT画像をチェックし、間質性肺炎が疑われると「だいたいPCR検査をやっている」と実態が伴っていると言うのである。説明になっていない。パンデミックの中心地の欧米首脳と比べるまでもなく、際立つ安倍の薄っぺらさである。
メルケル独首相は外出自粛や移動制限を実施後の18日のテレビ演説で「第2次大戦以来の試練」と訴え、「民主主義国家だから政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければならない」と発言。東独で育った経験から「こうした制限は絶対に必要な場合にのみ正当化される」と理解を求めた。
23日のテレビ演説で「家にいて」と厳しい表情で自宅待機を要請したジョンソン英首相は、陽性が判明するまでほぼ連日会見し、状況を逐一説明。冷酷な金融エスタブリッシュメントと揶揄されてきたマクロン仏大統領も経済を捨て、17日に外出禁止令を出し、「みなが担うべき役割を持つ」と団結を呼び掛けている。
「大規模で具体的な政策をスピード重視で打ち出せるかどうか。欧米と日本の決定的な違いです」(五野井郁夫氏=前出)
この国の国民は確実に干上がっていく。
IOCバッハ会長との電話会談もセレモニー化(内閣広報室提供)
「瀬戸際」と言い出して5週間、今度は「長期戦の覚悟を」という場当たり |
新型コロナウイルス対策をめぐる政府の専門家会議が「これから1〜2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となる」と見解をまとめたのは先月24日。節目を過ぎても急拡大しているのか、収束に向かっているかの見通しが示されないま5週間が経った。
すると安倍は、週末の3回目の会見で「この闘いは長期戦を覚悟していただく必要がある」と言い出した。感染経路をコントロールし、持ちこたえていると繰り返しアナウンスしてきたのは何だったのか。
手のひら返しの場当たり対応の裏で見え隠れするのが、安倍が首相としての開催にこだわる東京五輪だ。開催延期が決まった途端、驚くほど感染者が急増。とりわけヒドイのが開催都市の東京都だ。連日、1日の最多記録を更新。29日は68人の感染が判明した。
政治評論家の本澤二郎氏は言う。
「安倍首相は五輪を成功させて政局の主導権を確保し、解散・総選挙に打って出て野党を撃破するシナリオを描いてきました。だからこそ、政権の生命線である五輪開催に固執し、臭いものである新型コロナ感染にフタをしようとしてきたフシがある。各国が検査能力を1日数十万件レベルまで引き上げている中、日本の検査総数が大きく伸びないのは明らかにおかしい。
ところが、世界の猛反発で五輪が延期され、当初のシナリオが崩れると、新型コロナをテコに政権浮揚をもくろみ始めた。この国の先頭に立ち、コロナ退治に邁進する安倍首相を演出し、悲願の憲法改正の実験台として新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の発令に突っ走っているのです」
五輪を目前に控え、感染拡大国となるのを恐れた安倍政権は大型クルーズ船を留め置き。船内感染を蔓延させてミニ武漢化を招き、市中感染に飛び火した。水際対策に失敗し、帰国者も野放しで感染者は2500人を突破し、死者も60人を超えた。国民の信なき政治家の大甘、泥縄対応。長期戦になれば、国民は安倍に殺されるようなものだ。
欧米と比べて日本の感染者が少なく疑念を持たれてる事について https://t.co/2KRZgMbjiO #安倍首相会見
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) March 28, 2020
記者の質問に安倍首相は「そういう批判があるけどどうなんだ」と自身も確認したと発言、肺炎で亡くなった方は必ずCTを取り、間質性肺炎患者はPCR検査をしている」ので隠ぺいはないと述べました。 pic.twitter.com/BobPGQ4S68
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) March 30, 2020
【「瀬戸際」「正念場」が「長期戦」になった衝撃】
『国民は干上がるぞ、無能首相に絶望広がる』
「この期に及んで自分の言葉なし、見通しに科学的根拠なしに国民は戦慄」
「長期戦を覚悟しろと言いながら、来年五輪の絵空事。支離滅裂の迷走、場当たりと無能、無責任に国民は悲鳴」 pic.twitter.com/8AtbrW6RYG
この期に及んでも自分の言葉で語ろうとしない安倍首相。自らが発端の森友問題への対応を見ても、国民の命をないがしろにする首相にコロナ対策など期待できるはずがありません。
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) March 30, 2020
国民は干上がる 瀬戸際、正念場が長期戦になった衝撃・上(無料公開) https://t.co/9v4pTaIKAe #日刊ゲンダイDIGITAL
【無能首相に絶望広がる】この期に及んで自分の言葉なし、見通しに科学的根拠なしに国民は戦慄 「瀬戸際」と言い出して5週間、今度は「長期戦の覚悟」という場当たり この自粛はいつまで続くのか、「わからない」のではなく「言えない」のだろう(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/5Lb8Ue70D9
— KK (@Trapelus) March 30, 2020
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