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なぜ世界のメディアは前世紀初頭に起きた「スペイン風邪」(最大で1億人が犠牲に)と今回のコロナを対比して伝えないのか
スペインかぜ Wikipedia から一部抜粋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%81%9C
1918年のインフルエンザ・パンデミック(1918年1月〜1920年12月、通称スペインインフルエンザ、日本語ではスペイン風邪)は、H1N1型インフルエンザウイルスが関与した2つのパンデミックのうちの最初のものである。2番目は2009年の豚インフルエンザ[2]。1番目当時の世界人口18〜19億人の約27%に当たる5億人が世界中で感染し[3]、その中には太平洋の孤島や北極圏の人々も含まれていた。死者数は1,700万人[4]から5,000万人、場合によっては1億人と推定されており、人類史上最悪の伝染病の1つとなっている[5][6]。歴史的・疫学的データは、パンデミックの地理的起源を確実に特定するには不十分である。[3]
20世紀初頭には既に感染症によって平均寿命が制限されていたが、米国ではパンデミックの最初の年に平均寿命が約12歳低下した[7][8][9]。ほとんどのインフルエンザの流行では、若年者と高齢者が不均衡に死亡し、その中間の人の生存率が高くなったが、スペイン風邪の大流行では、若年成人の死亡率が予想以上に高くなった。
戦時中の検閲官は士気を維持するために、ドイツ、イギリス、フランス、米国での病気や死亡の初期報告を最小限に抑えた[10]。一方で新聞は中立国スペインでの伝染病の影響(アルフォンソ13世の重病など)を自由に報道することができた[11]。これらの記事は、スペインが特に大きな被害を受けたという誤った印象を与え[12]、パンデミックのニックネームである「スペイン風邪」を生み出した[13]。
科学者たちは、1918年のインフルエンザ大流行の死亡率の高さについて、いくつかの可能性のある説明を提示している。ある分析によると、ウイルスはサイトカイン放出症候群を引き起こし、若年成人の強い免疫システムを破壊するため、特に致命的であるとされている[14]。これとは対照的に、パンデミックの時期の医学雑誌を2007年に分析したところ、ウイルス感染は以前のインフルエンザ株よりも攻撃的ではなかったことが判明した[15][16]。その代わり、栄養失調、過密な医療キャンプや病院、劣悪な衛生状態が細菌性の重複感染を促進していた。この重複感染により、通常は幾分長い臨終の後、ほとんどの犠牲者が死亡した[17][18]。
被害状況[編集]
スペインかぜの患者でごった返すアメリカ軍の野戦病院。
マスクをつける日本の女性たち。
スペインかぜは、記録にある限り人類が遭遇した最初のインフルエンザの大流行(パンデミック)である[注 3]。
スペインかぜの感染者は約5億人以上、死者は5,000万人から1億人に及び、当時の世界人口は18〜20億人であると推定されているため、全人類の3割近くがスペインかぜに感染したことになる。感染者が最も多かった高齢者では基本的にほとんどが生き残った一方で、青年層では大量の死者が出ている。
大日本帝国(日本)では、当時の人口5,500万人に対し39万人が死亡し[注 4]、アメリカでも50万人が死亡した。これらの数値は感染症のみならず戦争や災害などすべてのヒトの死因の中でも、最も多くのヒトを短期間で死亡に至らしめた記録的なものである[注 5]。
流行の経緯としては、第1波は1918年3月にアメリカのデトロイトやサウスカロライナ州付近などで最初の流行があり[22]、アメリカ軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡り、5〜6月にヨーロッパで流行した。
第2波は1918年秋にほぼ世界中で同時に起こり、病原性がさらに強まり重篤な合併症を起こし死者が急増した。第3波は1919年春から秋にかけて、第2波と同じく世界で流行した[注 6]。さらに、最初に医師・看護師の感染者が多く医療体制が崩壊してしまったため、感染被害が拡大した。
この経緯を教訓とし、2009年新型インフルエンザの世界的流行の際にはインフルエンザワクチンを医療従事者に優先接種することとなった。
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