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馬淵澄夫の「政治は術(アート)なり」:消費減税と安倍政権打倒 山本太郎氏と共に闘う https://t.co/UFz2t5aYjn
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) March 17, 2020
馬淵澄夫の「政治は術(アート)なり」
消費減税と安倍政権打倒 山本太郎氏と共に闘う
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200317/pol/00m/010/002000c
2020年3月18日 馬淵澄夫・元国土交通相 政治プレミア 毎日新聞
馬淵澄夫氏=北山夏帆撮影
消費税率を5%から8%に引き上げた2014年の消費増税によってデフレ脱却が不可能となり、消費支出も対前年比マイナスが続く状況になっている。国民生活が困窮している。だからまずそれを止めなければならない。
民主党政権になる前は消費税率は5%だった。私が5%への減税を主張するのは時計の針をそこまで戻すという意味だ。
民主党政権までは5%で政権運営をしてきた。だから、失敗しましたと頭を下げてやりなおすならば5%に戻すことが一番わかりやすい。
財務省の論理に疑問
社会保障の財源として消費税が必要だというが、財源には税の使い道の組み替えもあれば、国債もある。他にも選択肢があったのになぜ消費税の一本道で来てしまったのか。私がれいわ新選組の山本太郎代表と設立した消費税減税研究会の目的の一つはこの財務省の論理に疑問を呈することだ。
減税するよりは、増税分を社会保障給付を手厚くすることに回すべきだという意見があることは承知している。減税はせずに増税分を地方財源に回すことも考えられる。高額所得者の負担増によって、低所得者層の社会保障費負担を抑える方法もあるだろう。
さまざまな選択肢があるなかで、一番わかりやすく、かつ喜んでもらえるという政策を見つけ出したい。
再分配機能に欠ける消費税
減税はそもそも大衆迎合(ポピュリズム)ではないかという批判がある。しかし消費税を減税しても他の部分で負担増となるところは当然出てくる。高額所得者などはかえって負担が重くなる人もいるだろう。税の最も重要な機能は再分配だが、消費税はその部分に欠けるところがある。それをただすためにも消費税減税は必要だ。
ただ、5%への減税については立憲民主党が明確な態度を示していない。野党第1党が乗れない話は進められないことはわかっている。民主党政権で消費増税に賛成した幹部は重い十字架を背負っているのかもしれないが、2017年衆院選で初当選した若い議員からは「5%に戻せばいい」という声も聞いている。根気強くすりあわせていきたい。
感覚と感性が鋭い山本氏
山本氏はれいわ独自で議席を増やしていく考えを示している。しかし、れいわは現在は衆院では議席が無く、参院でも2議席だ。大きくなるにしても政権を取るのは「いったいいつの話だ」となる。安倍政権を倒すならば、一つにまとまっていかなければならないことは山本氏も理解している。
山本氏は感覚と感性が非常に鋭い。人々が何を欲して、どういう政治に飢えているかということを皮膚感覚、肌感覚でわかっている。そして有権者と直接渡り合うことで、常に国民の欲求をくみあげている。また勉強熱心で何事も一生懸命に吸収しようとする。
一方で、山本氏は組織運営の経験は不足している。総選挙の戦い方も含めて、補いあえる同志として連携を深めていきたい。安倍政権を倒すという同じ目標に向けて共に闘いたい。
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