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3月 19, 2020 日々雑感(My impressions daily)
<安倍晋三首相は18日、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の公文書改ざん問題を巡り、自殺した財務省近畿財務局の職員の遺書に佐川宣寿理財局長(当時)の指示だったと記されていたことに関し、「大変痛ましい出来事で、本当に胸が痛む。改めてご冥福をお祈りしたい」と語った。そのうえで「財務省で麻生(太郎)大臣の下で事実を徹底的に明らかにしたが、改ざんは二度とあってはならず、今後もしっかりと適正に対応していく」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた>(以上「毎日新聞」より引用)
森友問題は安倍夫人案件だったのではないか。そのことを隠蔽するために玉突きが発生して、ついには近畿財務局の職員に最後の玉が当たったということではなかったのか。
常識的な判断をする人なら誰でもそう思うはずだ。しかし官邸と官僚と検察庁はそう思ってないようだ。常識的な判断が出来ない人たちが、この国を動かしている。森友事件はそうした日本の構図を図らずも明らかにした。
しかし口先男がいつまでも総理大臣に居座り、その政権が高支持率を得て来た。つまり日本国民の常識も官邸や官僚や検察庁並みに劣化したということなのだろう。
自殺しなかった官僚たちは次々と「栄転」して、近畿財務局の公有地払い下げに関わった部署から転出した。ある者は国税庁長官へ、ある者は英国大使館へと転出して行き、官邸は人事を操って事件の痕跡を消去するのに懸命だ。
しかし国民すべての記憶を消去することは出来ない。ことに自殺した近畿財務局職員の遺族にとって、森友問題は過去の事件ではない。遺族が生き続ける限りいつまでも続く事件だ。
他人事のように「財務省で麻生(太郎)大臣の下で事実を徹底的に明らかにしたが、改ざんは二度とあってはならず、今後もしっかりと適正に対応していく」 と述べられる安倍氏の感覚は常人のそれではない。森友問題は安倍氏が直接指示してのではないにしろ、安倍官邸を中心にして起きた事件だ。常識的な判断力があれば、それくらい推察出来るはずだ。
白を切る非常識な人の振舞いを法に照らして正道に戻すのが検察など司法の役目だ。その司法の府が腐り果てて「国策捜査」により特定の政治家を逮捕したりプロバガンダで表舞台から排除したりするのが捜査当局や司法の府の役目ではないはずだ。
田中角栄氏や小沢一郎氏などが「国策捜査」と愚かなマスメディアのプロパガンダによって政治の表舞台から排除された過去と、森友問題は全く同じ構図にある。それは「捜査しない」という「国策捜査」による事件だ。検察官の胸のバッジは何のために付けているのか。恥を知れ。
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