★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270 > 618.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
新型コロナウイルスの病原体検出マニュアルをチェックしてみた 間抜けなPCR検査 時々しか見つからない 専門家はこんな大事にこんな大間違いに文句も言えないのが今の日本
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/618.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2020 年 3 月 16 日 11:19:08: KqrEdYmDwf7cM gsSC8YKzgqKBaYKigWo
 

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/607.html#c26で見つけた。

ここに書いてある事が正しいなら、こんな日本中で大事になっているときに、こんな重要なマニュアルに間違いがあっても、そのまま突き進んでいくのが日本クオリティってことみたいだ。第二次世界大戦で敗戦に向かってまっしぐらかよ。

以下引用
http://iina-kobe.com/entry148/

このエントリは
新型コロナウイルスの対処法とかあれこれ書いてみた
新型コロナウイルスの検査法の感度ややり方について書いてみた
ダイヤモンドプリンセス号に潜入した岩田氏の動画のあれこれを解説してみた
の続きです。

こんばんは!
今回は、厚生省の出した病原体検出マニュアル(RTPCRのマニュアル)について書きます。

ちょっと専門的になりますし、いちいち言うのもしんどいのですが、おかしいところはおかしいと言っておかないとダメだと思うので書いておきます。

厚労省のマニュアルに、致命的な欠陥が見つかりました。2020.2.25追記

ランダムヘキサマーとオリゴdTが使用されていた件

厚労省のマニュアルの基本的な間違いを教えていただいたので、追記しておきます。

なんと、こんなことがあっていいのかわからないのですが、リーバーストランスクリプション(RT)に、AやGのリバースプライマーではなく、ランダムプライマーとオリゴdTプライマーが使用されておりました。。。

ぶっちゃけ、こんな初歩的な間違いをするとは思っていなかったため、見逃しておりました。
てっきり、常識的にリバースプライマーでRTされていると思っておりました。。。想定外でした。
100%素人が作成したマニュアルだと思います。


常識的に、ORF1aやSpikeなどの配列のわかっているRNAの逆転写(RT)には、確実にRTできるAとかGのプライマーを使用します。
しかしながら、厚労省のRTのプロトコールには、信じられないですが、Random Hexamers とOligo(dT)12?18 Primer というものが使用されております。。。

ランダムヘキサマーとは

ランダムヘキサマーとは、その名の通り、ランダムな配列を持つプライマーのことです。

この図のように、RNAにランダムにくっつきます。
当然、ウイルスRNA以外の患者由来のRNAにもくっつきます。
なので、RTでできてくるcDNAはなに由来かはわかりません。
また、PCRするときに、増幅したいDNA領域を含んでいないものからは当然DNAは増幅されません。
なので、通常はこんなものを使用しません。
また、RTの時間は10分なので、ランダムプライマーがくっついたところから長くて10kbpしか増えてきません。

オリゴdTプライマーとは

オリゴdTプライマーとは、塩基のTが連なったものです。
DNAから作られるmRNAは、しっぽの部分にポリAテイルと呼ばれるしっぽがついてます。
なので、mRNAを逆転写したいときにこのオリゴdTプライマーを使用すると、ポリAテイルにくっついてくれて、すべてのmRNAを逆転写することが可能となります。

なので、これもウイルス特異的にDNAを増幅させるものではありません。
ウイルスのRNA末端にもポリAテイルはありますが、もしこれでRTを行うと、ウイルスゲノムのしっぽの部分から合成が始まるので、最後まで合成できないと、PCRで増えてこない可能性もあります。
2019-nCoVの塩基配列


aaaaaaって書いてあるのがポリAテイル

また、RTを行うポリメラーゼは1分間に約1,000bp作れるのですが、2019-nCoVの全長は29,903bpあるので、このマニュアルにある10分では、10,000bpまでしか合成できず、ウイルスの1/3しかとってこれません。
当然ながら、ORF1aまでは物理的に増えてきません。

よって、このマニュアルには致命的な欠陥があります。
かろうじて増えてきてるのは、ランダムプライマーがたまたま機能しただけでしょう。。。

このブログを書いた当時、これに気付いていなかったため、以下の説明ではスペシフィックなプライマーを使用した条件で書いちゃっています。
なので、そのまま置いておきます。。。
本当はスペシフィックなAとかGとかのプライマーでRTするのが正解です。

検出方法

ウイルスを検出するには、

1.検体を取る。
2.検体からRNAをとる。
3.RNAをRTして、RNAとDNAのハイブリッドを作る。
4.PCRをして増やす。

という手順を踏みます。
(RTPCRについては新型コロナウイルスの検査法の感度ややり方について書いてみたをお読みください)

この手順で、

DNAが増えてきた=陽性=ウイルスRNAあり=感染している
DNAが増えてこなかった=陰性=ウイルスRNAなし=感染していない

となります。
この手順では、気を付けないといけないところがいくつかあります。

検体の取り方

まず、検体のウイルスを確実に取ることが重要です。
今回の新型コロナウイルスは、肺炎を引き起こしますので、肺の中や気道の下の方で増えると思われます。
なので、痰(たん)や、気道の奥の粘膜を取って検体とするのが重要です。
喉にはあんまりいないっぽいので、喉からだとだいぶんウイルスが増えてからじゃないとRNAは取れないと思います。
今回、最初は陰性→後から陽性ってなるのは、喉から取ってるからだと思います。
ウイルスがいるのにウイルスが入っていないものを検体としてとっちゃうと、どんなことしてもウイルスがいないので検出できません
なので、検体の採取方法は最重要です。

RNAの取り扱い方法

RNAってのは、非常に壊れやすいです。
なので、下手な人がやると、RNAが壊れてしまう可能性があります。
温度をあげちゃったり、時間をかけちゃったりするとどんどんRNAが壊れていっちゃうので、素早くすることが大事です。
もうこれは技官の腕次第です。
ちなみに、今回のマニュアルでは必要のないと思われる手順がたくさんあったので、あの手順でやると結構壊れると思います。

PCRの精度

いくらRNAが取れていても、プライマーの設計がダメダメだとDNAが増えにくいです。
プライマーの設計は非常に大事です。
プライマーの設計には熟練の技が必要です。
プライマーが良ければ下手くそがしても機械が増やしてくれます。

感度が30%〜50%と言われている理由は、RNAをうまく取れていないのと、プライマー設計が下手くそなのが原因だと思われます。

RTPCRする場所

マニュアルには、

新型コロナウイルス(2019-nCoV)の遺伝子領域2か所open reading flame 1a (ORF1a) および spike (S)を特異的に検出する 2-step RT-PCR 法、あるいは TaqMan プローブを用いたリアルタイム one-step RT-PCR 法による遺伝子検査により 2019-nCoV を同定する。

と書かれております。

どういう意味かというと、新型コロナウイルス特有の二つの場所をRTPCRで増やして、それが新型コロナウイルスかどうかを調べましょう。ってことです。
2-step RT-PCR 法についてはあとで解説します。

遺伝子領域の二つのうちの一つ目は open reading flame 1a (ORF1a)ってとこです。
ORF1aは、オープンリーディングフレーム いちエー と読みまして、ウイルスの遺伝子をコードしている部分の一番目ということになります。

この上の図でいう、赤丸で囲ったとこらへんです。

下の図でいう、3のとこのPLproって書いてるところだと思います。

ちなみに、これ、厚労省のだしたマニュアルなんですが、新型武漢コロナウイルスゲノムって書いてるので、武漢コロナウイルスっていうなー!って言ってる人は、まず厚労省に文句言いましょう。

そしてもう一つ、spike (S)は、スパイクのたんぱく質をコードしているとこです。スパイクはコロナウイルスのギザギザの部分ですね。
これは、下の図でいう青丸のとこです。


この上の図でいうSって書かれているとこですね。

これらの領域が、「新型武漢コロナウイルスに特有な配列」らしいので、ここの配列をRTPCRして増えてくれば、新型コロナウイルスのRNAがあるよ!=陽性だよ!=感染しているよ!ってことになります。

RT用のprimerの設計

リバーストランスクリプション

さて、増やし方ですが、新型コロナウイルスの検査法の感度ややり方について書いてみたでも紹介しましたRTPCRっていうものを使って行います。
このRTPCRで一番重要になってくるのは、プライマーの設計です。
プライマーってのは、新型コロナウイルスのRNAの配列にぴったんこな(相補的な)配列をもつ20塩基くらいのDNAで、人工的に合成して作ります。
だいたい一万回分、1,000円くらいです。
このプライマーを、新型コロナウイルスに特有な配列にピンポイントでくっつけると、そこがDNAを増やす起点となります。
まず最初に、ウイルスのRNAにくっつけるプライマーは、下の図でいうAとGになります。


この、AとGのプライマー(左矢印向き)で、それぞれRTするってことですね。
このプライマーの配列は

のAとGですね。
ORF1を増やすために行うRTに使うプライマーがAの CTTTACCAGCACGTGCTAGAAGG です。

スパイクを増やすために行うRTに使うプライマーがGの TGTGGTTCATAAAAATTCCTTTGTG です。

これでリバーストランスクリプション(RT)をすると、下の図のような ウイルスRNA+プライマーを起点としたウイルスにRNAにぴったりくっつくDNAの RNA/DNAの二本鎖ができます。

反応のやり方

厚労省の出しているRTのやり方は、
23°C 10min
50°C 10 min
80°C 10 min
って書いてありますが、ちょっと意味が分かりません。
23度で10分に何の意味があるのかわかりません。
ふつうは、65℃で5分 → 4℃で1分と反応させ、プライマーをRNAにくっつけさせます。
その後、50℃で10分おいて、逆転写酵素でDNAを合成させます。
DNA合成後、80℃で逆転写酵素を失活(壊す)させます。
こうすることでRNA/DNAの二本鎖ができます。
最初に一回65℃に温度を上げないと、プライマーがくっつきにくいと思います。
なぜなら、プライマーがDNAやRNAにくっつく温度っていうのがあって(TM値っていいます)この温度にしてあげないとくっつかないからです。

TM値は、(A+Tの数)x2+(C+Gの数)x4−(A+T+C+Gの数)x2-35で求めることができます。
(これは、私の場合です。人によって違うと思います。)

今回の場合、AのプライマーのTM値は(A+Tの数)x2+(C+Gの数)x4−(A+T+C+Gの数)x2+35=11×2+12×4-23×2+35=59℃
GのプライマーのTM値は17×2+8×4-25×2+35=51℃
です。
なので、一度65℃にあげてあげて、4℃に冷やす過程で、59℃や51℃に冷えたときにプライマーがくっつくってことになります。
これを23℃で10分やる理由がわかりません。
そして、逆転写酵素の活性は45℃〜50℃が一番高いので、50℃でDNAを合成させるのですが、59℃のプライマーはこの方法ではRNAにくっつかないと思います。

RNA/DNAの二本鎖の回収

RTが終わったら、できたRNA/DNAの二本鎖を回収します。
RTっていうのは、元々あったウイルスRNAの数しかRNA/DNAの二本鎖の数はできません。
10個のRNAがあったら、最高でも10個のRNA/DNAの二本鎖しかできません。
なので、この溶液をできるだけたくさん使ってPCRをすることで、効率よくDNAを増幅することができます。
しかしながら、厚労省のマニュアルでは、なぜかせっかくできたRNA/DNAの二本鎖を薄めています。


25μlの反応系でRTを行った後、なぜか水(DDW)を35μl加えて、60μlにして、そのうちの5μlだけを、次のPCRに使っています。
例えば、25μlでRNA/DNAの二本鎖が25本できていた(ウイルスは25個あった)とすると、2本にまで減らしちゃってることになります。
水を加えずに25μlのうちの5μlをPCRにそのまま使えば5本入っているのに、なぜか薄めて検出感度を減らしています
なぜなのかはわかりません。

PCR

気を取り直してPCRの解説に行きます。

ポジコンとネガコン

PCRってのは、本当にウイルスがいたら検出できる。というポジティブコントロール(ポジコン)と、絶対にウイルスは検出されないよ!っていうネガティブコントロール(ネガコン)の二つが必要です。

なぜなら、絶対に出るやつが出なかったり、出ないやつが出てきたりするともうそれはPCR自体が失敗だから、意味がないからです。

このポジティブコントロールには、新型武漢コロナウイルスがあることが確定している検体から同じようにRTしたRNA/DNAの二本鎖を使用します。
ネガティブコントロールには、新型武漢コロナウイルスがないことが確定している検体から同じようにRTしたRNA/DNAの二本鎖を使用します。

なので、毎回、少なくとも、ポジコン、ネガコン、調べたいやつ の三つをRTしておく必要があります
しかしながら、厚労省のネガコンは、ただの水を使用しております。

※陰性対照(ネガコン)としてDDW(蒸留水) 5μlを用いる

んなの、水なんて使ったら100%でないんだから、ネガコンにはならないです。
研究室でこれをネガコンって言ったら小一時間説教くらうレベルのやってはいけないことです。

PCRのプライマー設計

先ほども言ったように、プライマーがDNAやRNAにくっつく温度はそのプライマーのTM値(アニーリング温度)に依存します。
今回のpcrは、@のプライマーと、RTで使ったAのプライマーを使用します。
@のプライマーの配列は、上にあげた表から、 TTCGGATGCTCGAACTGCACC で、このTM値は9×2+12×4−21x2+35=59℃
AのTM値は11×2+12×4-23×2+35=59℃
なので、この二つのプライマーは、59℃でDNAにくっつくってことがわかります。
なので、PCRのやり方としては、95℃で二本鎖をはがしてやって、59℃でプライマーをアニーリング(くっつける)して、72℃で伸長反応(DNAを作らせる)っていうサイクルを、だいたい35サイクルくらいやるのがいいと思います。

厚労省の出したPCRのやり方は、94°C 30sec で二本鎖をはがし、56°C 30sec でくっつけ、68°C 1minで伸長反応を40サイクルって書いてあります。

まあ、これでもできるでしょう。。。

※ちなみに、伸長反応を68℃でやるのは、アニーリング温度を68℃くらいに設定したプライマーを使用して、アニーリングと伸長反応を一気にやってしまおう!っていう高等テクニックなのですが、68℃だと伸長反応の活性が落ちるので、普通は72℃でします。

問題は、スパイクのRNAを増やすFとGのプライマーを使ったPCRです。
Fのプライマーの配列は、TTGGCAAAATTCAAGACTCACTTTで、TM値は、16×2+8x4-24x2+35=51℃
GのプライマーのTM値はさっき計算した通り、51℃です。
このPCRの場合、

アニーリングの温度を51度まで下げてあげないと、プライマーがDNAにくっつくことができません!

なので、94°C 30sec で二本鎖をはがし、56°C 30sec でくっつけ、68°C 1minで伸長反応を40サイクルっていう方法では、プライマーがDNAにくっつけないのです。
なので、増えません。
だから、失敗するでしょう。
私でも、このやり方だとPCRかかりません。

これは完全にプライマーの設計ミスです。

2-stepRTPCR法(nestedPCR)

さて、下の図の赤丸の通り、上記の@とAのプライマーの組み合わせで、うまくいくと、413bp(413塩基の長さ)のDNAが増幅されてきます。
FとGの組み合わせだと、547bpのDNAが増幅されてきます。

この増幅されてきたDNAは、元々はウイルス由来のものなはずです。
なので、
@とAのプライマーの組み合わせでできた413bpDNAは@とAで挟まれた領域の配列が含まれているはずです。
なので、BとCのプライマーでPCRしたら、346bpのDNAが増幅されるはずです。
もし、増えていたのが全く違うものだとしたら、BとCのプライマーは配列が認識できないので、DNAは増えないはずです。
この、2段階でのPCRチェックを2-stepRTPCR法もしくは、nested PCRといいます。
これは、特異性をより確かめるために行います。

FとGのプライマーの組み合わせでできた547bpのDNAの内側に設計されたHとIのプライマーでは、493bpのDNAが増幅されます。
しかしながら、
Bのプライマーの配列は CTCGAACTGCACCTCATGG なので、TM値は8x2+11x4-19x2+35=57℃
Cのプライマーの配列は CAGAAGTTGTTATCGACATAGC なので、TM値は13x2+9x4-22x2+35=53℃
なので、アニーリング温度が56℃のこの方法じゃ、Cのプライマーがアニーリングできないから、増えません。

Hのプライマーの配列は TCAAGACTCACTTTCTTCCAC なので、TM値は12x2+9x4-21x2+35=53℃
Iのプライマーの配列は ATTTGAAACAAAGACACCTTCAC なので、TM値は15x2+8x4-23x2+35=51℃
なので、アニーリング温度が56℃のこの方法じゃ、HのプライマーもIのプライマーもアニーリングできないから、増えません。

こちらも、プライマーの設計ミスです。

あと、ネスティッドPCRは、25サイクルも回せば十分なのに、なぜか40サイクルも回しているのは無駄です。
なんとかぎりぎりででてきたPCR産物も、スメア(汚く尾を引いている)していてこの時点でダメですね。↓

ちなみに、私が20年以上前にやったやつでもこれくらいくっきり出ます。当時は印画紙に印刷だったんですが、それでもこのレベルです。

まあ、これで感度が30%〜50%と言われても、そりゃ当たり前だよねぇ。。。としか思いませんね。。。

リアルタイム one-step RT-PCR 法

厚労省は、TaqManプローブを用いたリアルタイム one-step RT-PCR 法っていうものを紹介しています。

これは何かといいますと、普通のPCRに、TaqManプローブというものを混ぜて行うPCRです。

TaqManプローブは、プライマーと同じように、標的のDNA(今回の場合は、ウイルスRNAをRTして作られたDNA)にくっつくものです。


プローブは、プライマーの両端に、レポーターという蛍光を発する部分と、クエンチャーというそれが光らないようにする部分とがくっついたような形をしています。
これが、RTでできたDNAにくっついています。

PCRを行うと、プライマーを起点にDNAが合成されていきます。

合成がプローブがくっついたところまで進むと、プローブは押しのけられて分解してしまいます。
この時、レポーターは光らないようにブロックしていたクエンチャーとの距離が空き、光れるようになり蛍光を発します。

よって、蛍光が検出されれば、そのDNAが作られた=ウイルス由来のDNAがあったということになります。

この利点は、PCR中に蛍光を検出する装置で確認できるため、DNAが増えれば増えるほど蛍光が増えて、どれくらい増えたかがリアルタイムでわかるというメリットがあります。
なので、Real time(リアルタイム)PCRと言われています。

リアルタイムと、リバーストランスクリプショナルはどっちもRTと略すため、一般の人は混乱してしまいますね。

さて、この手法を使った厚労省のマニュアルには、
95°C 15sec.
60°C 60sec.(Data Collection)
というものを45サイクル回す。って書いてあります。
これも、なぜこんなことになったのか意味不明です。
ちなみにこの時に使っているプライマーは1セット目が
CACATTGGCACCCGCAATC でTM値 11x4+8x2-19x2+35=57℃
GAGGAACGAGAAGAGGCTTG でTM値 11x4+9x2-20x2+35=57℃
なので、60°Cじゃ、温度が高すぎてプライマーがDNAにくっつけません。
60℃じゃ、DNAの伸長活性が激減だと思います。

プライマー2セット目が
AAATTTTGGGGACCAGGAAC でTM値 9x4+11x2-20x2+35=53℃ 
TGGCAGCTGTGTAGGTCAAC でTM値 11x4+9x2-20x2+35=57℃
なので、これもまた60°Cじゃ、温度が高すぎてプライマーがDNAにくっつけません。
プライマーの設計ミスです。

※60℃でアニーリングと伸長反応を行うのは、プローブがはがれないようにするためとの見解もありますが、そもそも増幅する塩基数が少ない(158bp)為、はがれる前に分解できると思います。

ちなみに、これらのマニュアルは、
執筆者一覧
白戸憲也 獣医学博士(北海道大学) 直亨則 松山州徳 竹田誠 (国立感染症研究所ウイルス第三部)
影山努 大阪大学医学部 医学博士(国立感染所研究所インフルエンザウイルス研究センター)
調恒明 山口大学 医学部 (山口県環境保健センター)
四宮博人自治医科大学, 医学部 (愛媛県立衛生環境研究所)
らが書かれたものらしいです。
全員獣医学部もしくは医学部ですかね。。。
こりゃダメだ。。。

私ならこうする!

※この項目は次のエントリに改めて書くことにしましたので、削除しておきます。
2020.2.28 11:16

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. てんさい(い)[1224] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2020年3月16日 11:40:18 : 0kUGInjLpY : ZUJoU1c2MzFGUzY=[232] 報告
同じ人の別のスレから
http://iina-kobe.com/entry146/
ウイルスの検出法
さて、このRTからのPCRにより、RNAからDNAを作り、それを増やせることがわかりましたよね?
RNAウイルスには当然RNAが入ってますから、そのRNAを取ってきて、DNAにして、増やせばいいんですね。
もし、RNAウイルスに感染していれば、DNAとしてバンバン増えてくるはずです。
もし、感染してなければ、どんだけRTPCRをしてもDNAは増えてきません。
だから、増えてきたら陽性(ウイルス有り)
増えてこなかったら陰性(ウイルス無し)って判断ができるってことです。
ただ、問題がいくつかありまして、一番重要なのはRNAって一本鎖なので、切れたり壊れたりしちゃいやすいんですね。
DNAは二本鎖でがっつり守られてますからなかなか切れないのですが、RNAはすぐに壊れちゃいます。
なので、ウイルスからRNAを取り出すのは素人には無理なんですね。
2年くらい修行したらRNAを取り出すのは余裕になります。(ちなみに私は10年くらいやってました。)
下手くそがやると、ウイルスがいても、RNAが壊れちゃって、RTPCRで増えてこないから「陰性」ってなる場合があります。
もう一つの問題としては、プライマーの設計です。
これを素人さんがやると、増えてこない場合があります。
プライマーにはちゃんとRNAやDNAにくっつかさせれる配列と温度設定ってのがありまして、これも数年やってたらだいたいわかるようになります。
PCRには二つのプライマーを使うので、その相性がちぐはぐだったりすると、増えてきません。
私はこれも10年くらいやってまして500本以上のプライマーを作ってきましたが、失敗したのは10本くらいやと思います。これもセンスです。
自称感染症医さんが、RTPCRはすぐには結果が出ないし、感度が30〜50%くらいしかないし、一回に1万数千円する。とかって言ってましたが、デマです。
感度が低いのはRNAの抽出が素人か、プライマー設計がお粗末だったか、そもそも技官の腕が悪いのかです。
RTPCRの感度は90%以上はあります。
また、コストも、プライマーが二種類で2000円(1万回くらい使えます)RNA抽出キットやRT-PCRキットを使ってもだいたい5千円ほどです。
2. 2020年3月16日 12:20:17 : qhN6HubZRA : UUhCMTdRNjNQRVk=[4] 報告
それで相場がどうなるか何だけど
今の下落が新型コロナの所為なら
行き場を失った資金は
とりあえず新型コロナが終息しつつある
中国に向かうかも
3. 2020年3月16日 13:00:33 : qhN6HubZRA : UUhCMTdRNjNQRVk=[5] 報告
肺炎患者への新型コロナの検査は
医療関係者への感染を防ぐ為にも必要なんだけ
現状それすらもやらない
4. 2020年3月16日 13:09:04 : Aoscx7fjFI : UmE1ZUt0dHhka2c=[341] 報告
https://qiita.com/oki_mebarun/items/ee345ba45c7d3752b54c

 ここも参考にしようね!!

 感度 : 罹患している場合に陽性となる割合
 特異度: 罹患していない場合に陰性となる割合

 つまり 正しくやれば 感度 90%以上になるのに 70%しか取れていないことになってる

 特異度は もうぐちゃぐちゃだから そもそも 検査にはなっていないでしょうね〜〜
 
 

5. 2020年3月16日 15:10:44 : 1qEuPl8PWw : a1ZpbkhNREt6SDI=[1] 報告
学術的な勉強したって現実生活上意味は無い。
それより、手洗いやマスク、人ごみに行くななど判りきった防護方法以外、身の回りに付着したコロナを殺す方法を教えたほうがよほど現実的だ。
6. 2020年3月16日 15:27:53 : Oi8s3jAKaY : WW5nc3o1U21sT1k=[4] 報告

結論を実践的にまとめてほしい。

どうやら現状PCR検査が不効率なようなことは何となくわかったが、
ここで効率UPすれば、もっと多くの検査が可能になるのでしょうか?

7. 2020年3月16日 16:53:23 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[1759] 報告
今までPCR,PCRと書いてきましたが、何をやっているか大まかには理解できました。
ありがとうございます。

感染研が下手糞で時間がかかるなら、民間に丸投げが正しいようです。
ということは政府の判断は完全に間違いってことになりますね。
(意図的なら犯罪でしょ?)
先ず検査っていう基本は間違っていません。

8. TondaMonta[1723] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2020年3月16日 17:08:11 : 1rK8tptQzD : UDQ1Qm05WmRnOW8=[1] 報告
あれええええ。
もっと簡単に検査できるキットが存在することがASYURA2でも紹介されていませんでしたか。
厚生省が扱う検査キットは信頼度が高くないのでしょう。
問題は検査してほしいという人は万単位程度で何十万程度ではないのだから、検査してあげたら。
保険適用されると国庫が枯渇する???緊縮財政そのもの。第2の矢を放つのが嫌なのですね。国民は財務官僚と安倍・創価学会政権に無数の矢を放ちましょう。
9. AN[852] gmCCbQ 2020年3月16日 17:26:40 : g3Fm57P8U2 : RE1yaUVzNTh0bjY=[11] 報告
簡単にまとめますと、

 『厚生労働省はわざと感度が悪くなるようなPCR検査を行なうように推奨している』

 『まともなPCR検査法なら、精度は100%である』

ということですね。

 この記事は完全に見落としておりました。 てんさい(い)さんに感謝!

10. 2020年3月16日 19:22:53 : xPbKmzAp5w : dnZ1QVZ5bm5CaFk=[20] 報告
真実を 封じて向かう 負け戦
11. 命を大切に思う者[1500] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2020年3月16日 19:43:41 : WUbAQvmReM : V0dhV2NpTGY5b0E=[27] 報告
> 今回の新型コロナウイルスは、肺炎を引き起こしますので、
> 肺の中や気道の下の方で増えると思われます。
> なので、痰(たん)や、気道の奥の粘膜を取って検体とするのが重要です。
> 喉にはあんまりいないっぽいので、
> 喉からだとだいぶんウイルスが増えてからじゃないとRNAは取れないと思います。
> 今回、最初は陰性→後から陽性ってなるのは、喉から取ってるからだと思います。
> ウイルスがいるのにウイルスが入っていないものを検体としてとっちゃうと、
> どんなことしてもウイルスがいないので検出できません。
> なので、検体の採取方法は最重要です

普通のインフルエンザウィルスでも、似たようなことがあると思いますが...
私は昔、
インフルエンザウィルスに感染してないか鼻の奥から検体を採って検査して貰って陰性と出た後、
体調が悪くなって翌日もう一回、同じ方法で検査して貰って陽性と出た、ということがあります。
これも、上に書いてあることが原因ですよね。

そうであっても、検体を鼻や喉から採った検査に、意味はあると思います。
周りにウィルスをばら撒く度合いが、
鼻や喉からウイルスが出るときと、出ないときでは、大幅に違うと思うからです。

痰以外での検査だと、本人の容態から見れば、感染してたら陰性でも陽性でも同じかもしれませんが、
感染拡大への脅威から見れば、大きな差があると思うのです。同じ感染してる、でも差がある。

だから、
鼻や喉から採った検査で陽性と出た人に、陽性だと教えて自粛して貰うだけでも、
今みたいにその検査さえせずに、味噌も糞も一緒にして国民全員に一律に自粛させるよりは、
効率がいいと思うのです。

「痰を出せ」と言われても出せない人が大半でしょう。
そのやり方に拘ると、膨大な数,居るヤバそうな人の中の、一部の人しか検査できない。
それよりは、見落としはあっても、
膨大な数,居るヤバそうな人の中から大量に発見できる、痰以外での検査もやった方がいいでしょう。
痰以外から採った人は陰性の人でも、陽性の疑いありとして何らかの方法で経過観察するとか。 

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270掲示板 次へ  前へ
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK270掲示板  
次へ