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「メディアに課せられた『権力の監視機能』はお飾りではない。記者たちは今こそこの機能を血肉化し取材を強化すべきだ」その通り!今こそ「巨悪を撃つ」のジャーナリズムの真価を発揮してほしい!#首相記者会見 #ジャーナリスト #記者 #ジャーナリズム #権力の監視機能 pic.twitter.com/qJ84FCoJBt
— 川上芳明 (@Only1Yori) March 8, 2020
波動 会見に背を向けるな/河野慎二
しんぶん赤旗 2020年3月9日【テレビ・ラジオ】
安倍首相が2月29日、新型コロナウイルス感染防止策として唐突に打ち出した小中高校の全国一律休校方針を説明するため、記者会見を開いた。
安倍首相の会見は、首相が大半の時間を使ってしゃべり続け、記者の質問を短くするという手法が顰蹙(ひんしゅく)を買っているが、今回もその悪しき前例が踏襲された。
首相は「私が決めたのだから、私の責任で万全の対応を取る決意だ」と大見えを切ったが、一律休校がもたらす共働き家庭やひとり親家庭への影響、休業補償など、さまざまな問題に対する具体策は示さなかった。
記者クラブの内閣記者会は、幹事社が2問、その後3社が質問を終えると、官邸の広報官が強引に会見を打ち切った。
ジャーナリストの江川紹子さんが質問を求めたが、首相は顧みることはなく、帰宅した。江川さんは「一生懸命『まだ聞きたいことがあります』と訴えたけど、事前に指名されていたらしい大手メディアの記者に対して用意されていた原稿を読んで、終わりでした」とツイッターに投稿した。
この問題を2日、参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫議員が「なぜ、広報官を止めて、江川さんの声を聞くと、リーダーシップを発揮しなかったのか」と追及した。安倍首相は「幹事社から質問通告は受けているが、それ以外の方からはうけていない」と答えをはぐらかした。
安倍首相の記者会見と参院予算委員会は、NHKが全国に生中継した。
番組を見た人々の多くは、首相独断の一律休校方針が場当たり的で具体性を欠き、不安払拭(ふっしょく)には程遠いと感じただろう。記者が再質問もせず、腰の引けた取材に終始したことにも違和感と落胆を感じ取ったに違いない。
官邸取材のキャップ経験がある与良正男・毎日新聞専門編集委員は同紙夕刊(4日)のコラムで、「会見を打ち切らせるな」と題し「記者会見は何のためにあるのか、その根本が問われる事態だ」と警鐘を鳴らしている。
記者たちは強弱の差はあれ「巨悪を撃つ」を志し、ジャーナリズムを生業(なりわい)としたはずだ。
メディアに課せられた「権力の監視機能」はお飾りではない。記者たちは今こそこの機能を血肉化し取材を強化すべきだ。(こうの・しんじ ジャーナリスト)
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