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1月 26, 2020 日々雑感(My impressions daily)
<四国電力伊方原発でまたトラブルです。伊方3号機の定期検査で25日、送電線の装置の交換作業中にトラブルが起き、発電所内が一時停電しました。
県と四国電力などによりますと、伊方3号機の定期検査で25日午後3時44分、送電線内で異常を検知した際に電流の遮断機を作動させる装置の交換作業中、この装置が作動し送電が遮断されました。この送電線は廃炉作業を進めている1号機と2号機にもつながっていて、一時的に発電所内のほぼ全ての電源が喪失しました。
バックアップの電源で数秒後に復旧したということです。このトラブルによる外部への放射線漏れなどの影響はないとしています。電源が喪失した原因は分かっておらず、四国電力は伊方3号機でトラブルが続いているため、定期検査の全ての作業を当面見合わせるとしています。伊方3号機は今年に入り、制御棒を誤って引き抜くなどトラブルが相次いでいます>(以上「テレビ愛媛」より引用)
「県と四国電力などによりますと、伊方3号機の定期検査で25日午後3時44分、送電線内で異常を検知した際に電流の遮断機を作動させる装置の交換作業中、この装置が作動し送電が遮断されました」という。総電源喪失、といえば福一原発の水素爆発事故を想起させる。
伊方原発はつい先日広島高裁で原発稼働停止の訴えが受け入れられ、四国電力は直ちに抗告している。しかし定検の最中に燃料棒を誤って引き抜くなどのトラブルが起きていた。今度は総電源喪失があったという。
その送電線は廃炉作業を進めている1号機と2号機にもつながっていて、一時的に発電所内のほぼ全ての電源が喪失した、という。直ちに復旧して問題はなかった、と四国電力はしているが、一時的であれ総電源喪失は重大事故だ。
廃炉に向けて作業をしている、というが1号機と2号機にも大量の使用済み核燃料が保管されている。それらは燃料プールに保管されていて、絶えず水を循環させて冷却し続けなければならない代物だ。
「四国電力は伊方3号機でトラブルが続いているため、定期検査の全ての作業を当面見合わせるとしています」と公報しているが、当分の間とはいつまでか、その間に何がどうなって定検作業を再開するのか。
停止判決が出たのだから、四国電力は定検ではなく、3号機も廃炉へ向けての作業に切り替えるべきではないか。
原発事故は危機的な事態を広範囲に及ぼす。日本中の原発は直ちに停止して、廃炉へ向けて取り組むべきではないか。それでも日本の国土と国民が放射能を被爆する危険性が完全に除去されるわけではない。ただ放射能汚染から国土と国民を守る第一歩に過ず、これから数万年を要する放射能の半減期へ向けて確実に国土と国民を守る作業の出発点に立つことだでしかない。しかし出発点にすら立っていない現状と比べれば、大きな第一歩となることは間違いない。それは未来を生きる日本国民に対する現在を生きる日本国民の義務である。
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