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毎日新聞は年末年始ほとんど休まず「桜を見る会」関連記事を掲載し桜は終わった言説に対抗してる。
— reikatieg (@reikatieg) 2020年1月20日
今朝は一面で「名簿保存1年未満の怪」。名簿の保存期間1年未満なのは内閣官房と内閣府の一部だけで、他省庁の職員からは「あり得ない」と疑問視されてるという納得できる内容。
ガンバレ毎日新聞。 pic.twitter.com/2qh8bRg0QD
公文書クライシス
桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪
https://mainichi.jp/articles/20200120/ddm/001/010/126000c
毎日新聞 2020年1月20日 東京朝刊
「桜を見る会」に首相や与党などの推薦で招待された人たちの名簿を、内閣官房と内閣府が会の直後に廃棄したとされる問題で、名簿の保存期間を「1年未満」とした両官庁の対応に官僚からも疑問の声が上がっている。名簿には内閣官房を含めた各省庁の「推薦者名簿」と、実際に招待される参加者の「招待者名簿」があるが、両名簿の保存期間を1年未満にしているのは内閣官房と内閣府の一部だけで、不自然さが際立っている。【大場弘行、千葉紀和、岡大介】
内閣官房の推薦者名簿には、首相や与党の推薦で招待された人たちが記載され、内閣府の招待者名簿には内閣官房を含めた各省庁からの推薦者が取りまとめられている。両官庁は、文書管理規則が改定された2018年と19年に開催された2回分の名簿を1年未満の文書として、会の直後に廃棄したと説明している。毎日新聞の取材によると、他省庁は「答えられない」とした外務省を除き、推薦者名簿の保存期間を3〜10年と定めている。
「あり得ない」「仕事回らぬ」 他省庁官僚、疑問視
「廃棄はどう考えてもおかしい」。経済産業省職員は首をひねる。「桜を見る会は各界の功績、功労者を招き日ごろの労苦を慰労するための公式行事。予算が適切か評価するためにも、会の趣旨に合致している人が来ているのかという検証が必要になる。その根拠となる名簿を捨てたらダメでしょう」
防衛省の職員も「会は首相主催の行事なのに信じられない」と驚きを隠さない。「自衛隊が地域の人らを呼んで毎年行うようなイベントですら、招待者名簿は必ず翌年まで残す。職員が異動で代われば、例年どんな人を呼んでいるのか分からなくなり、イベントの継続に支障が出てしまう」と疑問を呈す。
「あり得ない」と言うのは厚生労働省の職員だ。「霞が関では職員の業務量が増えており、過去のデータや書類のひな型がないと効率が悪くて仕事が回らない。名簿はその最たるもの」。同省の別の職員も「過去のデータを使わずに名簿を作っているとしたら、よほど頭のいい官僚なのだろう」と皮肉った。
名簿を廃棄した内閣官房の職員ですら「会は政治案件だから普通なら名簿は残しておきたくなる」と首をかしげる。「招待者が特定の議員の支援者や業界関係者に偏れば、呼ばれなかった側からクレームが来る。リスク回避のために過去の名簿を見比べて調整するのが普通でしょう」
実際は廃棄せずに保管されているのではと疑う官僚も少なくない。文部科学省の職員は「公文書にならない『私的なメモ』として担当者が非公式に持っているのでは」とみる。1年未満の文書も公文書で情報公開請求の対象となるため、その抜け道として私的メモ扱いをしている可能性があるというのだ。
そもそも内閣府は、各省庁に「(桜を見る会には)原則として同一人物が連続して招待を受けることがないように配慮する」との文書を配布し、推薦者の選定を求めている。こうした背景もあり、国土交通省の職員は「地道な地域活動を評価されて招待状が届くと涙を流す人もいる。そういう人たちの名前が書かれた名簿は重い。失礼のないよう重複招待も避けなくてはいけない。会が終われば用済みだとして捨てるなんてできない」と話す。この職員は続けた。「首相推薦者の名簿をすぐに捨てるのは会を軽く扱っているに等しい。残念なのは、本当の社会功労者が会に招待されたことを誇りと思えなくなってしまったことだ」
桜を見る会の名簿保存期間
内閣官房 「政治推薦」は1年未満
内閣府 1年未満〜5年(部局により異なる)
総務省 10年
法務省 3年
外務省 回答せず
財務省 10年
文科省 10年
厚労省 10年
農水省 5年
経産省 5年
国交省 10年
環境省 5年、10年(部局により異なる)
防衛省 10年
※内閣府が各省庁の推薦者名簿を取りまとめた「招待者名簿」の保存期間は1年未満
■ことば
保存期間1年未満の公文書
公文書のうち政策の意思決定に関係のない軽微なものとされる。官僚の裁量でいつでも廃棄でき、原本の写し▽日常的な業務連絡や日程表――などの7類型に原則限定される。保存期間が1年以上の公文書には必要となる「国のウェブサイトでファイル名が公表される」「廃棄の際の内閣府との協議と同意」――は免除される。
桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪 早川和宏・東洋大教授の話
https://mainichi.jp/articles/20200120/ddm/001/010/124000c
毎日新聞 2020年1月20日 東京朝刊
判断理由が不明 公文書管理に詳しい早川和宏・東洋大教授(行政法)の話
「桜を見る会」は毎年開かれており、前年度の名簿を残さないのは一般的にありえない。前回誰を呼び、誰が来なかったのかなどを把握せずに一から名簿を作るのは大変だからだ。また、この会は首相主催であり、その時々で首相がどういった人たちとのつながりを重視していたのかを示す資料でもある。例えばこの年は経済人が多い、芸能人が多いなどといった検証が可能だ。政策判断の傍証として位置づけられる。過去には国立公文書館に移管された招待者名簿もある。後世に語り継いでいたものを、1年未満で廃棄できるように判断を改めたそもそもの理由が分からない。
桜を見る会「名簿廃棄は明らかに違法」 元公文書管理委員長代理の三宅弘弁護士が批判
https://mainichi.jp/articles/20200120/k00/00m/010/259000c
毎日新聞 2020年1月20日 20時08分(最終更新 1月20日 22時05分)
「桜を見る会」の招待者名簿について、「廃棄は公文書管理法違反」と指摘する三宅弘弁護士=東京・永田町の衆院第2議員会館で
「桜を見る会」を巡る一連の問題で焦点となっている「消えた招待者名簿」について、公文書管理の視点から考える集会が20日、東京・永田町であった。内閣府の公文書管理委員会で委員長代理を務めた三宅弘弁護士が講演し、「招待者名簿は捨ててはいけないもので、政府の対応は明らかな公文書管理法違反だ」と批判した。【吉井理記/統合デジタル取材センター】
三宅さんは情報公開制度の専門家で、1990年代からは個人情報保護法制定などにも政府委員として携わったほか、2010〜18年には公文書管理委員として、森友・加計学園問題を受けた17年12月の公文書ガイドラインの改定に関わった。
三宅さんは桜を見る会で噴出している問題について、「私たちが公文書管理法(09年成立)や公文書ガイドラインで作ってきたものを、(官僚たちが)『ざる』のように使おうとして起きたこと」と総括した。
例えば、公文書管理法は4条で「行政機関の職員は、行政機関の意思決定に至る過程や事業実績を合理的に跡づけ、または検証できるよう、文書を作成しなければならない」(要旨)としている。
この趣旨に沿えば、共産党の宮本徹衆院議員が昨年5月9日に桜を見る会のあり方を検証するため、会の資料や情報提供を政府に求めた時に「その時点で残っていたはずの名簿の電子データ(バックアップデータ)は提供しなければならなかったが、バックアップが残っていることを言わず、消えるままに任せていた」と批判した。
加えて内閣府は18年以降、名簿を保存期間1年未満と定めていたが、4条に従って桜を見る会の事業実績を検証できるようにしておくには、少なくとも1年は残しておかなければならないと三宅さんは指摘。「『1年未満』という保存期間の設定のあり方も4条に反するし、国会議員から資料請求があった時点で、保存期間は『1年以上』に変更すべきだった」と述べた。
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